黒部横断-黒部五郎.三俣蓮華.鷲羽.水晶.野口五郎.高瀬ダム
- GPS
- 34:30
- 距離
- 43.7km
- 登り
- 3,581m
- 下り
- 3,678m
コースタイム
- 山行
- 3:57
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 4:27
- 山行
- 8:37
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 9:11
- 山行
- 10:59
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 13:32
天候 | Day 1 折立.起点の山行から1時間後雨☔️模様になったが、意外にも持ち堪え 霧の中の太郎平小屋に到着。 Day 2 朝方3時過ぎから☔️模様! 連れのテン泊🏕の撤収時は小雨になったが激しい雨☔️が続き、談話室で山行計画を練る。一昨日に三俣山荘から感染に依る閉鎖を受け、黒部五郎小屋に急遽変更してたが、出発を2時間遅らせ小雨の中をスタート! 北ノ俣岳までには曇り空に変わり、薬師や目指す目的山頂も輪郭がクッキリ! 更に近づくにつれ好天となり、黒部五郎ピークは晴天! Day 3 朝方は星?️も見え、天候を期待したが出発時は曇り!三俣蓮華ではうっすらガス状態、鷲羽の中腹から一気に霧が立ち込め山頂は風が強い、 水晶は風はあるが、高層雲だった為360度の山々がクッキリ! 今日の到達点の野口五郎へは、水晶から1時間後からは雨風が激しくなり、稜線からの最後の1時間は台風並みの暴風雨を受け、ずぶ濡れで野口五郎小屋に! Day 4 朝5時の出発も、風雨は収まらず意を決して8時には小屋を後に、三ッ岳までは暴風雨! 烏帽子小屋に下る辺りから風を受けずに穏やかになる。 小屋から高瀬ダムへの1300m下りは樹林帯に入り、 霧が抜けて天候も良くなる。 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
もう1台🚘で糸魚川駅まで移am6:45着(市の無料駐車場)、トキめき鉄道am7:32で魚津へ。富山鉄道に乗り換え、更に寺田で乗り換え有峰駅へ。 駅脇に接続の折立行き登山バス🚌に乗り換え終点の折立にam11:00着。 この移動計画はnishigatakeさんの企画だが、なんと楽しい!スリル満点💯! 帰路は高瀬ダムに降り予約したタクシーで七倉山荘まで20分!\2340 そっから糸魚川まで移動し車を回収し完了。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北アルプスの裏銀座だけあり、充分整備されてる。 水晶小屋から野口五郎に向かう、最初の下りは鋭角で注意必要。1時間の降りアップダウン。 |
その他周辺情報 | トイレ、水が有る。 起点の折立登山口、太郎小屋、黒部五郎小屋、三俣山荘は閉鎖中、水晶小屋、烏帽子小屋、高瀬ダム、最終点の七倉山荘! |
写真
感想
行きたいなーと憧れの縦走!
北アの奥深い深層部、黒部横断!
折立からの周回(雲の平)か、北上し
野口五郎岳、烏帽子、高瀬ダム降りか⁉️
今までの登山⛰の集大成として楽しみ、チャレンジしようと後者を選定する。
一緒のメンバーとは、昨年7月の鳥海山以来の1年ぶりとなる。
Day-1
信濃大町から🚗27分の七倉山荘脇の市駐車場(無料)にyt95と、暗闇の朝方4:35に合流。 下山用に1台残し、一路糸魚川駅に向かう。途中から激しい雨☔️に打たれたが、市内のコンビニで最後の行動食を買い整え、駅から5分の市無料駐車場に置き、急ぎ糸魚川駅よりトキめき鉄道で魚津下車。出て富山鉄道に乗り換え寺田🚃下車、2分待ち合わせの電車で有峰駅下車。目的地の折立終点への登山バス🚌に乗り継ぐ。乗車は我々3名の他に男性1名の貸切状態!
ベテランのバスガイドさんから
丁寧、完璧な登山説明を受けて11時に到着!
広場には登山客が30名程、下山して帰路のバスを待ってる様だ。東京直行便もある様!
太郎坂の登山口を起点スタート!
いきなりの直登が始まる。 1時間で樹林帯を抜けると雨☔️に見舞われたが、幸運にも長続きせず止む!
緩やかな整備された木道を目的地の太郎平小屋に向けて快適に山行。
コースタイムをかなり割って到着。
早速にチェックインして(夕食5時、朝食5時)
ザックを寝場に置き、先ずはジョッキの生ビールで乾杯🍺❗️
モルツも旨いなー
ほぼ満席の夕食!相席は室堂から薬師岳を下り小屋に来た、70代半ばの白髪の山家との山談義となる。(酒を絶った物静かな方)
小屋泊は60名程と多い!
テン場は15分離れた薬師峠にある。
食後に談話室でと思うが、団体さんが大騒ぎで入れる状態で無い!この小屋の緊張感の無さは不快!
また食堂や売店、スタッフの対応は良くない。
昨夜は、三俣山荘からスタッフの陽性者が出て8/末まで休業との謝罪連絡が!急遽、黒部五郎小屋に変更。
19時には寝る!
Day 2
朝4時に起きるも、雨風が激しい!
テンバからの連れと収まるのを待ち、談話室で計画を練る。
小雨になった8時にスタートする。
暫くで雨は上がり、霧の中ひんやりした中を北ノ俣岳へ、緩やかな稜線歩きは気持ちが良い!
この辺から天候は回復し青空に。
黒部五郎の肩で、ザックをデポし、最後のアプローチを掛ける。山頂は見事な絶景だ! 66座目を達成!
1人ライトグレー色に突き出た槍が岳が、カッコいい!また、ひときわでかく存在感のある笠ヶ岳、明日からの鷲羽、水晶、遠くに燕から常念岳の稜線!
此処から眺める主役は、やはり笠ヶ岳だ!
カメラ📸を回しまくり、名残り惜しくも肩に戻る。
更に下り、見所の五郎カールは三方を高い壁に囲まれた、圏谷といった迫力ある立派なカールだ!
この黒部の源流、黒部五郎岳は明治43年、画伯.中村清太郎らに依る登山記で世に紹介されたようだ!
独自の個性が強いこの山は、雲の平から見た姿が、特異な円錐で最も立派だと!
空も青く澄んだ、秋の始まりだろうか❗️爽やか秋風!
遠く真っ直ぐ先には今日の小屋、黒部五郎小屋の赤い屋根がクッキリ!嬉しい!
石畳みに流れるせせらぎ、山からの河原を渡り、肩から2時間で到着。
清潔感溢れる綺麗な山小屋、直ぐにチェックインし、部屋にザックを置き身支度し1人の夕食を始める!
料理もしっかり味噌汁、日本蕎麦まであり、感謝感動‼️ やはりうまいなー😋
外のテラスで、テン泊の連れと日本酒で乾杯する。
この小屋は昨夜と違い、三俣山荘の感染からか徹底した感染対策が見事であった! 清潔!双六山荘とグループの様だ。昨年の双六山荘も素晴らしい対応だった!
20時消灯後は大部屋を一人でゆったりと休む!
Day 3
朝の弁当を貰い朝4時半、小屋を出発!
3日目の今日は、今回のハイライト縦走だ。
山数も距離も標高差も多い! 百名山、二百、三百、百高山と憧れの山々だ!
小屋の裏からは直登、先ずは百高山、二百名山の三俣蓮華岳へ、文化年代の200年前はこの山を鷲羽岳と呼び、現鷲羽岳が東鷲羽岳と記されていたようだ!
山行の道中も山頂もガス状態!
三俣山荘に向けて樹林帯を真っ直ぐ下ると、真正面にどでかい鷲羽岳が堂々たる迫力!
閉鎖中の三俣山荘の背に左手に、鷲羽山頂への円錐形登りが目前に!
最初の急登1時間を一歩一歩上り切ると奥にピークがあった!
下からの霧が上昇し視界は10数mか? 残念ながら鷲羽池も山々も霧の中!鷲羽池からの槍ケ岳の勇姿は成らず。霧の鷲羽岳67座目達成!
山頂で写真だけ取り次のピーク水晶岳を目指す!
ワリモ岳、次の北ワリモ分岐で祖父岳に向かうyt 95と別れ水晶小屋で落合うことに!
小屋近く付くと風が強い。水晶岳の特徴らしい!
待ち時間が充分あり、小屋でカップ麺を食べる🍜、\500と有難い。やはり旨いなー
戻ったyt95と水晶岳山頂へ!
すっかり霧も抜け高層雲が広がるが360度、北アルプスの名山が全て見渡せる! この68座目は2976mの高さだけで無く北アど真ん中、四周山だらけの一番奥の山、別名を黒岳だ。
自分の歳を超えた2座目となる。
鷲羽岳からの稜線!
この水晶からの360度の山岳の景色は見事なものだ!餓鬼岳、燕、大天井、常念、蝶が岳の稜線、手前は北鎌、槍、穂高連峰、笠、三俣蓮華、黒部五郎、薬師岳、凄いなー
日本の3000級の山々が見渡せ、かつ黒部横断しての奥深い眺めは、正に特上ものだ!
ただ1点、槍や穂高連峰の際上層部だけが、横に伸びた雲の一線で見えず、残念だ!
時間も迫り急ぎ小屋に戻り、野口五郎岳へ向かう。
最初の降りは鋭意な稜線渡りで左右共に崖落ちている。
1時間もすると雨風が激しくなり、稜線からの最後の1時間は台風並みの暴風雨を受けずぶ濡れで野口五郎小屋に! こういう状態が続き体調によっては夏でも、低体温症での事故に繋がるのかなと!深部体温が下がり内部臓器の機能不全を起こし凍死に至る。
宿のスタッフが出迎えてくれる。ありがたいなー
小屋での夕食は、3人揃って食べれた!カレーも味噌汁も旨い!
Day 4
昨日からの激しい風雨は、深夜からも変わらず!
長野山岳レスキュー隊、7/末から滞在していた。救難ヘリでの救出では圧倒的に中高年者、体幹力か反射力が鈍いからか!
2時間遅れて意を決して小屋を後に、百高山.三ッ岳までは暴風雨!
烏帽子小屋に下る辺りから風を受けずに穏やかになる。
小屋から高瀬ダムへの1300m下りは樹林帯に入り霧が抜けて天候も良くなる。
登山口には標高差1300を一気に降るが大変に整備されてる。烏帽子小屋は0から高瀬の登山口までは12の標識ある(0〜6までは携帯可能)。
日本3大急登と知られてるが膝の痛みを除けば、さほどでなかった。
前日から気になってた右膝を騙し騙し下りる。強力な鎮痛剤は一般的に医師の処方箋が必要だが、市販薬でも急性で軽度から中等度の痛みに対応できた。バファリン錠剤は30分後に鎮痛効果が有り痛みは50〜60%軽減したが、本当に助かった!
下山の高瀬ダムからは、予約したタクシーで七倉山荘まで20分!\2340
そっから駐車して置いた車で、糸魚川まで移動し車を回収し全行程完了となる。月得飯店での中華は絶品❗️
黒部横断の北アルプス縦走は、集大成に相応しい登山となった!
無事故! 一緒の山友に大感謝!
山に⛰感謝!
野口五郎付近の暴風雨は、夏でも低体温症になりかねず、改めて自然の脅威を感じさせられました。
一方2日目はすっきり晴れ、夏山の雄大な展望を満喫できました。そして初日の電車によるアプローチも、普段のマイカーと違って、移動手段そのものを楽しめたと思います。
とにかく充実した4日間でしたね。またよろしくお願いします!
事前の天候予測では微妙で、電車乗り始めも外を見れば雨で、今回の山行きの景観が不安だったけども、やはり良くも悪くも山の天候は読めないね。3日目夕方と4日目午前中のあのレベルの暴風雨の中の山行きは良い経験。着替えをドライサックに詰めていて良かったし、元々テン場はない小屋だけれども、あのような状態でテント泊を考えるとゾッとするね。
山に降りてからというもの、あの4日間の光景体験が頭に焼きついて離れないもんだから、益々山にのめり込みそうだ笑
4日間ありがとうございました!
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