知らないと大損だった自転車のディスクブレーキ

2年ほど前に買ったMTBのブレーキの利きが悪くなり、昨年の11月20日にブレーキパッドを交換しました。大菩薩からの帰りにMTBをデポして下ったらブレーキが利かなくなり、あわや大事故になるところだったからです。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-764775.html
このブレーキパッド、500円硬貨位の大きさなのですが、両輪を交換して工賃込で7,000円もしました。
MTBを買ったのは南町田のモンベルショップでしたが、ブレーキパッド交換は自宅近くのイオンバイクでやりました。交換した古いパッドは貰って帰ったのですが、確かにすり減ってはいました。

ところが2月頃からブレーキの利きが悪くなり、ワイヤーの調整をしたのですが駄目でした。それでまた同じ自転車屋さんに行ったのですが、やっぱりワイヤーの調整では治らず、前輪のパッドを取り出してみるとすり減っているから交換だと言うのです。11月20日に交換したばかりで、それはおかしいだろうと言ったところ、ディスクブレーキを詳しい店員が今日はいないので、明後日またMTBを持って来てくれたら、他に問題が無いか調べてみますととの事でした。

ここで奇妙な事が起こりました。パッドを元に戻すとブレーキの利きが良くなったのです。店員さんはパッドにゴミでも着いていて、それが落ちたせいではないかというのです。しかしそれまではブレーキを思いっきり握っても、押すと簡単に進みました。そんな小さなゴミぐらいでそんな状態になるとは思えませんでした。
僕がそう言うと店員さんも自信無げで、ともかく明後日詳しい人が来たらチェックしますという事でその日は帰りました。

しかし３、4ヶ月毎に7000円も払ってはいられません。それで自分でもやってみようと思い、チェーンを外して後輪にトライしてみました。ところが星形の特殊な工具が無いと、ブレーキパッドは外せない事が分かりました。どうにかならないかとブレーキパッドの部分を手で回すと、回る事に気づきました。見ると小さな字で、in、outと書かれています。なんとin側に回してみるとブレーキが利くようになったのです。

ディスクブレーキは今回のMTBが初めてで、仕組みが分かっていなかったのですが、ワイヤーでは無く、この円盤をin かout側に回す事で調整できる様なのです。前回パッドを変えた際、店員さんはワイヤしか調整していませんでした。多分パッドを外す際、回してしまって利くようになったのでしょう。店員さんも知らなかったのですね。あやうく7000円また支払うところでした

原理が分かったのでこれからは自分で調整できます。良かった、良かった