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本やネットには登山届を登山ポストや警察や家族にとしか情報がありません。家族の遭難対処については言及されていません。そのような事は登山者からすると縁起でもない(不吉な事をいうな)ですからね。
で、思ったのが家族と一緒に遭難対処マニュアルを作成する方が実際にいるの?という事。登山者は本等で「ふんふん。事前準備が足りず、こういう事をすると遭難に至るのか。気を付けよう」ぐらいにしか思わず、「はい。今回の登山計画。〇日には戻るから」と言って、登山届を家族に渡すのが普通かと。
登山者は家族と話し合って遭難対処マニュアルを作成したほうが良いのかもしれません。非常時に冷静に対処できるわけないですし。
「遭難が発生しそうな危険な場所に行くなんて考えられない!」とか言われて、登山そのものと登山をする自分を否定されるのが嫌で家族と話し合いを避けている方がいらっしゃるかもしれませんが・・・。
※試しに遭難対処マニュアルを作りました。具体的な事を書いていないのにもかかわらず嫌な気分になります。ココヘリのサービスを利用している方はこんなにも苦しい作業をしているの?
saitama-nの日記:そーだったのかココヘリ→そうなのか?ココヘリ
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-166559
こんにちは!
ご家族や職場などの身近な方に予め計画を知らせておくのは良いことですよね!
「下山予定日時を過ぎたからと言って即遭難ではないよ!」ということも日頃から話をしておいた方が心配を減らせると思います。
マニュアルを作るのも良いですが、計画書に「最終下山連絡日時」を記載すれば一発で解決します。
「最終下山連絡日時」とは「下山予定日時」とは違います。
予備日やトラブルでのフォーストビバークを見込んだ上での最終的な下山日時で、平たく言ってしまえば「この日時を過ぎても連絡が無ければ即遭難とみなしてヘリを呼んでくれ!」というものです。
なので、リーダーは計画書を作る段階で、十分に山行内容を吟味してリスクマネジメントを行い、慎重に責任をもって「最終下山連絡日時」を設定する必要があります。
計画書を託された人(家族や仲間など)は、これによって悩むことなく即警察やココヘリに連絡できます。
道迷いや軽度の怪我、体の不調、悪天候、増水その他のトラブル発生はどんな山行にもつきものですが、時間はかかっても自力で下山出来る状況も多々考えられます。
近郊の一般的な日帰りハイキングでも、下山が翌日や翌々日にずれ込んでしまうことは十分想定しなければなりません。(当然装備も。)
携帯が通じないところも沢山あります。
登山者が現地でどんな状況にあるのかを、離れたところに居る家族や仲間が判断するのは難しいことです。
下山予定日時が過ぎたからと言って、かならずしも自力で下山出来ないような遭難に陥っているとは決して限りません。
ちなみに、私もココヘリに加入しております。
雪山に限らず有効と考えています。
電波の減衰等もあり万能ではありませんが、生存率のアップや捜索日数/費用/労力の大幅な低減に少しでも有効であればとの考えです。
ただ、ココヘリは一つしか携帯出来ないのとある程度費用もかかるので、個人的にはより小型で複数携帯可能で安価なRECCOの普及までの繋ぎと考えています。
家族と設定した日時を過ぎたら遭難届をという取り決めをする前に、自分の遭難対処の話を家族と出来るのか?というのが問題だと思います。
登山者は遭難をしに行こうとは思っていないし、家族は遭難をするような場所(リスクの高い場所)には行ってもらいたくないと思うでしょう。お互いに遭難については仮であっても触れたくない話題のはずです。
中には「山に行きたいんでしょ?あなたに万が一の事が起きたら家族が困るでしょ?生命保険と山岳保険とココヘリに加入してくれるよね?(小さな同意を重ねる会話。最後に謎の微笑み)」という方がいるかもしれませんが。
山岳サスペンス小説の匂いがします。考えすぎかしら?
saitama-n様、こんばんは。miee様、初めまして!
山保険を揃えて、ココヘリに加入して… まだ登山する側のことまでしか気が回っていないので、家族側の対応をマニュアルにしておくことも重要だと改めて思いました。
mieeさんの書かれてるRECCOも初めて知りました。装着する子機がパッシブ型なので、ココヘリと違って電池の持ち(3ヶ月間)を気にする必要がなく、安価なのはメリットですね。一方で広範囲を捜索するケースには? 今後RECCOに関する情報にも気を付けてみたいと思います。
(ザックをデポしてアタックするときに1つしかないココヘリを忘れないかが目下心配事項の一つです)
登山計画に予備日を設けると捜索開始が遅れる心配がありますが、一方で行程が遅れただけで即遭難となるのも避けたいですし、悩ましいです(´・ω・`) ですがそんな事情はさておき、山に詳しくない家族にとっては、「この時限を過ぎたら遭難」と明確に伝えておくのはとても良いことですね!
うちの場合、山にはリスクがあること、リスクはコントロールや低減が可能なことを含めて話していますので…遭難対策マニュアルを書くことに、あまり抵抗感はありませんです。(一般の人にとっては登山届を書くことも、この手の抵抗感がある?となると非常時のためと強調しすぎない方が良い面も???)
RECCOについては日記に書きました。雪崩の埋没者捜索用なので(場所が特定されていないと捜索は無理)、山岳遭難には適さないと思います。
saitama-nの日記:雪山でのビーコン(アバランチトランシーバー)について考える
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-154110
アメリカ本土のようにPLB(Personal Locator Beacon:携帯用位置指示無線標識)が登山で使えるように法務省が法改正すればいいんですけどね。でも、そんな事したら無謀な人が山に増えると思うので、そこまではしなくても良いと考えています。
こんばんは!
RECCOはビーコンとは違い約1キロ離れたヘリからでも特定可能です。
小さなリフレクターで安価なので、複数所持出来るしバッテリーの心配も要りません。
今のところはスキー場等の限られたところでのみ社会実験中ですが、普及すれば雪山には限らずココヘリよりも更に有効な手段だと思います。
遺体が発見されるまでの時間、労力、コスト、家族の心労は本当に大変なものなので、これが大幅に軽減される可能性が「多少なりとも」増すのは有難いと思います。
多少は生存発見率も上がることでしょう。
もちろんどんな方法にも長所、短所、限界があり万能ではないと思います。
これらを持てば大丈夫!なんてものではなくて、数多くのリスクマネジメントのうちのほんの一つです。
そもそもそんな都合の良いモノがあるわけないし、自然のリスク/ヒューマンリスクはゼロにはなり得ませんものね!
これらに頼るというのではなく、コトが起きてしまった後に、出来る限り周囲への迷惑を最小限にする準備をしておくということです。
GPS、スマホ、ビーコンその他の普及により、(精神的な勘違いによる)山の敷居が下がって、遭難する人も居るようですが、それはまた別の問題かと思いますよ!
miee様、こんばんは!
RECCOを少し調べてみました。出先で回線が細くまだ読み切れていませんが&既にご存知の内容かと思いますが…
○山岳・雪崩等遭難者電波探索システムのための周波数有効利用技術に関する調査検討報告書
http://www.soumu.go.jp/main_content/000477152.pdf
○150MHz帯の電波を使用する登山者等の位置検知システムに関する調査検討報告書
http://www.soumu.go.jp/main_content/000350877.pdf
※p6にRECCOを含む、登山者等の位置検知システムの一覧あり
○ブログ:FLHQ NEWS:RECCO RESCUE SYSTEM
http://flhq.tumblr.com/post/153932072904/recco-rescue-system
○長野県みらいベース「recco救助システム」エアーサーチ技術開発費用
https://www.mirai-kikin.or.jp/products/detail.php?product_id=121
海外では市販ジャケットに最初からRECCOのリフレクタが付いている等、確かにこれが全面的に普及して、ヘリからの捜索技術が確立すれば、確実に行方不明を減らせることが期待できそうです。ただ野沢温泉には毎冬通っているのですが、RECCOの社会実験に会う・知ることはありませんでした。このあたりRECCOの進展の遅さは…(´・ω・`)
現状国内では、コスト面・入手性・有効性(実績少ないので想像)からココヘリが最適解と思っています。ヒトココの技術面よりも、民間が率先して「年間\3千でほぼ全国をカバーするヘリネットワーク」のビジネスモデルを構築した点が大きな功績かと思います。(今後の実績で有効性がハッキリするのが良いですが、実績≡遭難なのであまり期待するのも…汗)
自然リスク/ヒューマンリスクはまったく同感で、コトが起きてしまった後の周りへの迷惑を減らす手段として(公私とも&本人生死に関わらず)、ココヘリ・ビーコン・無線機等の装備を検討することは重要ですよね。
追記)米Amazonで単品のreccoリフレクタを見つけました。$32.95≒¥3625…検索が悪い可能性もありますが、単品はお値段結構高いですね(汗 内容的に原価\100以下になるの確実だと思うのですが…
○米国Amazon:Recco Unisex Rescue Reflector
http://j.mp/2JxLfjE
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