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この本を読んで自分もロープを山に持っていこうと考えました。引き上げシステムの構築が出来れば誰かをレスキューできるかも・・・こう考えたのは山のレスキューの実際を知らず、情報さえ知っていれば出来ると勘違いしている頭でっかちで浅はかな自分です。
よくよく本を読むと滑落が生じるような場所での救出は非常に困難。引き上げシステムは現場の状況では計算通りに機能しない事が多く、多くの人員が必要のようです。
救助隊員でもレスキュー時に事故で亡くなるくらい危険だし、現場での支点構築は都合よく立ち木があるとは思えません(滑落するような場所なので支点構築の周辺環境が悪い)。
「クライミング中の宙づり状態からの脱出法 文登研セルフレスキュー講習会」という動画(トップが事故で身動き取れない状態でビレイヤーが降ろすテクニック)に「救助すべきなのか、下手に動かさず助けを呼びにいった方が良いのかという判断が、救助技術云々の前に、まずとても重要とのことです」とありました。ロープクライミングに慣れた人でもそうなのか・・・。
自分の救助でロープが使える状況は滑落者が自力で動ける状態で更なる滑落を防ぐ為にロープを垂らすくらいになりそう。
経験者からロープワークを学んで習得していたとしてもレスキューは安易な考えでやるものではなさそうです。仮に助け上げても歩行困難とかだったら対処のしようがないもんなあ。
ネット等でレスキューの引き上げシステムを説明しているのを見るんですけど、要救助者の引き上げを実際にやった事のある方はどれくらいいるのかしら?
荷揚げでは引き上げシステムを使っていても、レスキューの引き上げシステムはロープクライミングに慣れた人でも救助隊を待つという選択肢を選べない時にしかやらない気がします。
ロープレスキューの知識と技術の習得は重要だと思いますが、レスキューはマンパワー(多くの人員の確保)が必要なのだと思います。
130823クライミング中の宙づり状態からの脱出法 文登研セルフレスキュー講習会 その前編
130824クライミング中の宙づり状態からの脱出法 文登研セルフレスキュー講習会 その後編
saitama-nの日記:PDFファイルで見るロープワーク
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-95142
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