そういえば、ブログで抗生物質軟膏をファーストエイドキットに組み入れている方がいらっしゃいました。
ステロイド軟膏
皮膚への異物(虫刺されの毒)→異物に免疫が反応→痒みと炎症→ステロイド軟膏で免疫抑制→痒みと炎症が抑えられる
免疫システムを抑制して皮膚の不快感(痒み)をなくす。炎症による皮膚の黒ずみを防ぐ。
抗生物質軟膏
放置すると化膿が考えられる怪我(または菌による化膿)→抗生物質軟膏で化膿止め(菌を殺す)
消毒薬で細胞を痛めない(タンパク質を破壊しない)ので傷の治りを邪魔しない。
虫刺されにはステロイド軟膏。擦過傷・出血を伴う怪我は抗生物質軟膏。
両方含まれているのはフルコートf等だけど、擦過傷・出血を伴う怪我はステロイドが免疫を抑えて治りが遅くなったり悪化する可能性があるので抗生物質のみの薬(ドルマイシン軟膏等)を使う。
登山用途のステロイド軟膏と抗生物質軟膏の見解としてはこれであっているのかしら?
フルコートfは
「【効能】
◎化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん
◎化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)」とあります。
化膿を伴わない虫さされにはフルコートfでなくてステロイド(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA))の他に痒み止めのジフェンヒドラミン塩酸塩(抗ヒスタミン薬)とクロタミトンが含まれているムヒアルファEXのほうが良い?
ドルマイシン軟膏は
「効能・効果
外傷・火傷等の化膿予防及び治療、膿痂疹(とびひ)、せつ、癰(よう)、 疔(ちょう)、毛嚢炎、湿疹、グラム陽性・陰性菌の単独及び混合感染による皮ふ疾患、化膿症、伝染性皮ふ炎、皮ふ潰瘍」だそうです。
田辺三菱製薬:フルコートf特設サイト
https://www.flucort.jp/
ゼリア新薬:ドルマイシン軟膏
http://www.zeria.co.jp/patient/product-use/hull/#hull07
池田模範堂:ムヒアルファEX
https://www.ikedamohando.co.jp/products/insect_bite/muhi_a_ex.html
saitama-nの日記:虫に刺された話(キンカン万能説)
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-171432
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