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この日記に「臭い(酸性)を重曹水(アルカリ性)で無臭」と書きました。汗臭い服に重曹水をスプレーすると汗臭さがなくなります。
重曹水は少し匂いがするのと(臭くはない)と多量に吹き付けると白くなります(塩か乾燥した重曹)。
水の激落ちくん(アルカリ電解水100%のクリーナー)というのがあります。水を電気分解することによって得られるマイナスイオンを多く持つ水だとか。成分が水ということは無臭なのでは?
水の激落ちくん(pH12.5以上)を水道水で希釈して重曹水のpH8.2に近づければ人体に安全な消臭スプレーを作れそうです。乾燥後に白くなりにくそうだし。
水溶液の濃度が1/10、または10倍になるとpHは1変化するそうです(詳細は省きますが、アルカリ性・酸性の水溶液は共に希釈していくと中性のpH7に近づくとか)。
水道水はpH7(中性)前後らしいので、pH8.2にするのには水の激落ちくん(pH12.5以上)を水道水で10の4.3乗(12.5ー8.2=4.3)に希釈すれば良いはず。水の激落ちくん1mlに対して水道水を19,951ml(10の4.3乗は19,952。19,952−1=19,951)加えて希釈すれば良いのかしら。
pH9だと水の激落ちくん1mlに対して3,161ml(10の3.5乗は3,162。3,162−1=3,161)の水道水で希釈という計算になります。
pHをたかだか3.5〜4.3下げるだけで多量の水道水が必要です。計算の考え方はあっているのかなあ。
計算通りだとすると弱アルカリ性の消臭スプレーはスゲー安く作れますな。用途としては登山中の汗臭い服の消臭をしたり、車のシートにスプレーして消臭したりと(湿るので乾いた雑巾で拭き取る)。
弱アルカリ性の水溶液でもタンパク質を溶かしてヌルヌルになるそうなので肌の弱い方はご注意。ヌルヌルは油分が乳化されたものも含むようです。服にスプレーしても乾燥すればヌルヌルしません。
モノタロウは工場や研究施設向けの洗剤や消毒薬を扱っているだけあって、情報がまとまっています。ものすごい情報量。
工具の通販モノタロウ > 化学製品・高分子製品の基礎講座 > 3-3洗剤の特徴と分類
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レック株式会社:水の激落ちくん
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saitama-nの日記:重曹登山(縦走登山ではありません)
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