スズメバチのお勉強

スズメバチの注意事項等については様々な媒体で紹介されているので、興味深い内容のみを。テキストは下記の本。図書館で借りました。
スズメバチの真実:最強のハチとの共生をめざして
https://www.amazon.co.jp/dp/4896942515
スズメバチ研究者の中村雅雄さんはスズメバチを観察の為に巣ごと採集して観察しているだけあってスズメバチに何度も刺されているそうです。スズメバチの注意事項と魅力を存分に知る事が出来ます。

スズメバチの警戒順序
監視（周囲の監視）→警戒（侵入者の周りを飛び回る）→威嚇（アゴをカチカチと鳴らして飛び回る）→攻撃（黒い物、動くもの、毛髪部分に入り込むなどして、攻撃対象にしがみつき毒針で刺す）

木の樹洞や地中に巣を作るスズメバチがいる。大きな巣であっても人間からは巣が目に見えないので分からない。地響き（振動）で一気に威嚇行動に入る。登山等の山でスズメバチに刺される被害は巣の近くを歩いて、知らずに巣に脅威を与えスズメバチを刺激しておこる。防ぎようがない場合がある。

蜂毒の成分（主に三つ）
アミン・・・痛み、腫れなど
ペプチド・・・神経毒、血液破壊、溶血、アレルギーなど
酵素・・・細胞の破壊、アレルギー、溶血など

スズメバチに刺された時の処置
刺されたところに十分に水をかけながら、つまんで毒をしぼり出すようにする（ポイズンリムーバーはスズメバチの巣を採集する道具一覧に記載あり）。
刺されたところを冷やして、抗ヒスタミン剤の軟膏を塗る。
できるだけ早く病院へ行く。

スズメバチがまとわりつくような場合、木酢液の散布は追い払いの効果あり。

蜂に一度刺されると抗体が出来てアナフィラキシー症状を起こしやすいのに加えて、蜂に刺される時は1か所のみでなく何か所も刺されるので重篤な事態になりやすいようです（毒の注入量が多い）。
スズメバチに襲われたらまずは巣から離れる（最低でも巣から20m以上）。でも、逃げる物（動きの激しい物）とひらひらした物と黒い物を追うとか。あわてずゆっくりとした動きで逃げる。
スズメバチに攻撃されていないのに手で追い払おうとするとスズメバチを刺激する。

スズメバチの蜂毒には警報フェロモンが含まれているそうです。取り囲まれて何度も刺されるのはこのためのようです。
登山では木の根元（地中）にスズメバチの巣があっても気が付かないのでスズメバチを刺激してしまうのね。

saitama-nの日記：熊よりも怖いもの
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-145898
saitama-nの日記：ポインズンリムーバーを自作する（まるパクリ）
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saitama-nの日記：エピペンは自費だと高いようだ
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コメント

加齢な熊三郎

8〜
こんばんは〜
情報ありがとうございます！

明日のお山には早速〜木酢持参で参ります！
ポイズンリムーバーとステロイドは装備してるのだけど....
ハチさんに纏わり付かれたらどう避けようか？
って思ってたところです〜

木酢は経年劣化なワタクシの加齢臭を誤魔化すのにも役立ちそうなので、ちょっと期待大かな？
(￣(エ)￣)ノ＿彡☆バンバン！

saitama-n

木酢液はくちゃい
木酢液はスズメバチの巣の前で黒い布に浸み込ませて近づけたら、浸み込ませない黒い布はわんさとスズメバチにたかられたのに、木酢液の布は数が少なかったそうです。
紹介した本の作者は巣の採集に使っています（慣れているから出来る技）。10分くらいは大人しくなるとか（全部ではないようです）。

木酢液は酸性で酢の匂いがしたと思います。
自分に噴射してしまったらアルカリ性の重曹水のスプレーで中和がよろしいかと。
重曹水のスプレーは汗臭い臭いを中和して消すので便利。
吹き付けすぎると白くなるけどね＾−＾。