朝の散歩中にゴミ集積場に本が置いてあり、自分が興味があるだろうとのことで持ってきたそうです(資源ごみだろうから泥棒行為になります)。
本の中で登山のロープワークに触れています。
ザイルの巻き方に右よりザイルと左よりザイルでは巻く方向が違うとあって、今のクライミングロープ(内芯を外皮で包んでいるもの)とは違う撚り(より)のあるロープ(ストランドロープ)の使用が前提のようです。
また、コンテニュアス中のロープの持ち方が書いてあって、ロープを伸ばす(伸びる)側を手の先側に巻いて持つとあります(他に肩がらみ、腰がらみの懸垂下降の紹介も)。
こういうのを読むとロープの技術というのは知識と経験が必要なのだと思います。
知識がある・知識がない
経験がある・経験がない
身についている・身についていない
危険な目にあった事がある・危険な目にあった事がない
間違えた事がある・間違えた事がない
事故を見た事がある・事故を見た事がない
考えて行動する(使う)・考えないで行動する(使う)
etc・・・
これらがロープを使うクライミングに影響するのでないかしら。
今はクライミングロープを使う技術が確立されて情報が入手しやすいのでマニュアル型な方が多いと思います。
昔からロープを使う登山をされている方は何事も経験だったのでしょうね(ある程度の情報はあっても現地で経験による知識の蓄積と危険性を知る)。
今と昔のロープを使うクライミングは何かが違う気がします。
このように思うのは自分がロープを使うクライミングをやった事がない(何も知らない)のとロープを使うクライミングをする方はスゲェなあと畏怖の念を抱いているから?
saitama-nの日記:懸垂下降の質問を見て自分も同じ疑問を持ったのを思い出した
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-210074
saitama-nの日記:PDFファイルで見るロープワーク
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-95142
saitama-nの日記:ペットボトルにストラップ用の紐を結ぶ二つの方法(簡単なやつ)
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-218640.html
根本的に右の絵のようなロープをつないでの同時登攀をほとんど見なくなりました。背中のフリクションを用いる大阪方式が有名でしたが、バツになっている右側の持ち方で制動確保をしないと耐えられないと予想します。金属製シャフトが一般的になってループにピッケルを刺す方法も使われるようになりました。この場合はきれいなループを作ることが重要なのでマルの左の握り方になります。筆者はウッドシャフトでもピッケルを刺す方法を推奨しているのかもしれません。
ガイドが極端に短く持つ同時登攀は今でもよく見かけます。お客様がぐらッと来たらすぐに引っ張るようです。
ロープをつないでの同時登攀に批判的なご意見もありますが1年間みっちり練習すれば確実に止められます。また、初めての冬登山でアイゼンを装着すればスリップするのが当たり前でロープをつないでの同時登攀が良いと思ってます。
玉掛ではSとZやピッチに関して現在でも考慮されて使われてます。登山ではダイナミックロープの方が安全でよりザイルに戻ることはないと思いますが話のネタとして玉掛のテキストは面白いと思います。
ボーイスカウトでは丸太を使ったやぐらなどを作るようなので一般的なキャンパーも知らない独特な縛り方が多数あります。もともと軍事なのでそのあたりを狙ったものが多いように予想されます。
Kijo-Ash様。
自分のつたない日記にコメントありがとうございます。
ロープの技術は道具の進化で変化したり登山スタイルによって求められるものと用途が様々ですね。
登山の場合は無意識のうちにロープ操作できるくらいにロープ技術を身につけないとかしら。
どうしてそのような技術が必要なのか、その技術が身についているか、何かがあった時に対応できるのか、もっと良い方法はないのか。
自分はロープの技術が必要な登山をしませんが、情報を知るだけでも十分に面白いです。
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