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バリエーションルートでの使用を想定しているそうです。
自分も同じような疑問を持ちました。ロープ不要の結論を出したけど(必要なところに行かない)。
ロープの扱いというと技術的な面だけに目が向きがちです。
独学で勉強してコレで良いと思っていても経験者から見れば数手先で手詰まりをすると想定できたり、過去の事故例や経験者が実際に体験した危険な内容に近い事をしていると見えるかもしれないです。
独学では見落としがちなリスクです(しかも、それを知るのは現地で自分ではどうしようもないトラブルになった時かもしれないし)。
個人的には先人の死を経てロープ技術(安全も)が確立された経緯があるので、ひと通り山岳会等で講習と実地で学んだ方が良い気がします。
独学も悪くないかもしれません。上記のようなリスクを多く抱えながらですが。
ロープの扱いはペアでやったほうが、相手の行動から学ぶところがあると思います(ロープの扱いの先生として、反面教師として)
埼玉県のロープに関する遭難で一番多いのは練習中の懸垂下降の事故です。
秩父の山でGPSを持たず(登山の楽しみを半減するという理由で)、地図上の現在地不明のままロープ下降でどうにか下山できた方のブログがありました。それを見て、ロープがあると無理をしやすいと思い、ロープ不要の結論を出しました。懸垂下降しかないと判断する時は時間等に追われて正常な判断ができないかもしれないので。
ヤマレコ質問箱の質問者はロープを使うのはバリエーションを進むという前向きな行動なので判断は誤らないでしょうけど(基本は歩きたい崩落地点のズリ落ち防止策のようなので)。
※ロープ不要の結論は「生と死の分岐点」と「続 生と死の分岐点」を読んで、ロープが必要なところに行きたくない!と思ったのもあります。
Amazon:生と死の分岐点
https://www.amazon.co.jp/dp/4635178099
Amazon:続 生と死の分岐点
https://www.amazon.co.jp/dp/4635168085
saitama-nの日記:ロープを買わなかった話
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-148003
saitama-nさん、おはようございます。
私も自分の経験から思うには、山岳会なり、講習会で習得するほうがいいと思います。それらに参加すること自体で練習する機会も増えます。いちばん怖いのが「できるつもり」「わかったつもり」と思います。
先達(師匠)に聞いた話ですが、日本人は就学率も高く、だいたいのことは2、3度聞けば出来てしまう…が忘れっぽい人種でもあるそうです。
登山のやり方も人それぞれなので、断言はできないですが、私の場合は長めのスリングを2、3本持ってるくらいがちょうどいいような気がします。それで対処できないようなところに立ち入ることってなかなかないと思われます。
(下調べの段階で、ロープが必要と感じることもあるかもしれません。)
私の体験で言えば、自分がきわどい状態の時に「平常心」「パニックにならい」「冷静な判断」が肝要かと思います。(難しいですけどね
ちなみに、ロープではないけど私の昔の日記です。
https://www.yamareco.com/modules/diary/94098-detail-82950
Osan様
YouTube動画等の情報を見ると、実際に手を動かしていないのに見たそのまんまを道具さえあれば自分でも出来るんじゃない?と思ってしまいます。まさに「できるつもり」「わかったつもり」ですね。
自分は目の前の処理に精一杯で、数手先で詰みそうです。岩に張り付いた地点から見える情報だけで数手先を読むなんて出来そうにないのよね。
山岳会のホームページにあったヒヤリハット事例で「懸垂下降をしようとしたとき、確認したらエイト環がハーネスについていなかった」というのがありました。
山では色々なものが原因で「思い込み」や「チェック不足」が起きやすいでしょうね。
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