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https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-324466
こちらの続き。
訴訟で損害賠償というと「要はお金でしょ?」と思う方がいるかもしれません。
二子山クライミング事故訴訟(埼玉県小鹿野町)の原告側による損害賠償請求金額は慰謝料こみで165万円だそうです。
saitama-nの日記:登山の訴訟
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-167423
こちらに書いたように日本の損害賠償請求の訴訟は原告側に金銭的メリットが少なく不利益の多いものがほとんどです。
弁護士を雇ったり(不明ですが雇っていると思われます)、訴訟の準備や出廷を考えると「裁判して金銭的メリットあるの?」です(勝訴で裁判費用は被告側負担になったとしても)。
訴訟の準備から判決まで1年以上かかります。
勝訴したとしても経費を差し引いて残りを時給換算すると割が合わないと思います。
こうなるとお金の問題でありません。
訴訟に至る経緯は不明ですが、今回の訴訟は「損害賠償」よりも「訴訟を起こすこと」が目的でしょう。
訴訟をする事じたいは誰もが持つ権利です。
友人は未払い給与で元の勤め先と裁判したそうです。
「裁判したところで手続き準備やら裁判出席やらでマイナスが大きくない?(裁判するメリットが無い)」と言うと、「勝てば良い(自分が正しいと証明されれば良い)」と返されました。
「未払いで裁判してもトータルで損をしてはねぇ・・・」と続けたら不機嫌になって(図星だったようです)飲み会の席を途中退席されました。
その友人とはその後、連絡をとっていません。
不機嫌になって途中退席するなら裁判しなければ良かったのにね。
友人の場合は「損して得取れ」で大局的に判断もありだったと思います。
と、外部から見ればそう思うけど、本人にとってはそうでないのでしょうね。
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mandkt様。
「嫌な感じ」とのことで不愉快な思いをされたのでしょう。
大変申し訳ございません。
自分も「嫌な感じ」とのコメントを頂いて同様の気持ちになりました。
お互い様ですね。
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