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登山靴は製造直後から経年劣化が始まります。
衝撃を吸収するミッドソールが劣化して接着した靴底ごと剝がれます。
ザックとテント(ツェルト)は内側にポリウレタンコーティングがしてあり、これも製造直後から経年劣化が始まります。
薄手のものはポリウレタンコーティングの劣化が早い印象があります(セコハンショップに置いてあるザックを見ての感想)。
ポリウレタンコーティングは防水性の他に難燃性を高める為にも使われるとか。
saitama-nの日記:加水分解の進んだザックのポリウレタンコーティングを剥がす
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-344466
saitama-nの日記:加水分解は突然に(モンベルの旧型ライトツェルト)
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-341568
そんなこんなで、ブラスチックの経年劣化です。
最初はあった柔軟性や硬さが失われて脆くなって崩壊します。
先日の赤城山(黒檜山)でエバニューのT字タイプのバスケットが崩壊しました(10年以上前に購入)。
バスケットは丸いタイプでなくて花形のものです。
バスケット(スノーバスケット)はトレッキングポールの先がズボッと地面に沈み込むのを防ぐものです。
秩父の山だとバスケットは無くても問題ない場面が多いのですが、沢沿いと落ち葉が積もっている登山道、木の根の間などにトレッキングポールの先が入り込むのを防いでそれなりに効果があります。
バスケットはねじ込んだ先でフリーになるのが一般的のようです(トレッキングポールを突いた時に先を捻るので)。
自分のエバニューのは引っ張りながら反時計回りに回しても外れる気配は無し。
ニッパーで分解すると段に嵌め込んでいたようです。
適当なバスケットを購入して嵌め込むか。
ラチェット式の軽アイゼンはラチェット(ゴム製?)が切れます。
浦山大日堂のコミュニティバス乗り場のトイレの入り口に捨てられたと思われるラチェットタイプの軽アイゼンを見ました。
saitama-nの日記:ラチェット式の軽アイゼンもベルトが切れるみたいね
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-262775
登山用品の経年劣化は使用頻度の他に購入からの年数が目安になるようです(5年)。
購入して10年過ぎてのトレッキングポールのバスケット崩壊は持ったほうかと。
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