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理由の1つは、出費が予想以上に膨らみそうなこと。
本や雑誌の冬山特集号を購読し、冬山講習会に参加したり、初心者向けツアーをチェックしたりと、それなりに本気に取り組んでみた。
すると、装備を一から買い揃えなければならないことを知った。
私が行ってみたいと思う冬山の景色と出会うには、どうやら今持っている夏用装備一式では対応できないらしい。
それは、この夏に考えている北アルプスや南アルプスへの遠征費用を回してでも購入したいのかどうか。
悩みどころである。
もう1つの理由が、これを言うのは今更すぎて恥ずかしいのだけれど「やっぱり寒い」。
前日夜にザックに携帯品を詰め込んで、地図を確認し、天気図をもう一度見て予報を見て…ややテンションが下がる。登山口の朝の予想気温はマイナス6度、山頂付近の風速は7m。寒いぞこれは…。
朝起きると体が思うように動かない。
気分も体調もなんだか下向きで、これが春〜秋シーズンなら「今日は体調が思わしくないから山は中止」判断をするところだ。
だけど体調不良の原因ははっきりしている。私は寒さに弱いのだ。
とりあえず家を出て登山口へ向かってみる。
夜明け前のヒリヒリする冷気に耐えながら道中、まあ行くだけ行ってみて、あんまり寒くて悲しかったらとっとと戻ってこよう、ふもとでお蕎麦を食べて温泉にでも浸かって帰ればいいや、なんて後ろ向きなことを考えている。常に帰る気満々。
登山口に着く頃には日も昇り気温も上昇してきて、あれ?これくらいの寒さなら行けるかも?くらいの気持ちになる。
そして歩いているうちに体温が上がり、どんどん楽しくなってくる。
私の冬の低山歩きは、だいたいそんな調子だ。
こんなに寒さに弱いくせに、雪山になんて行けるんだろうか。
思い返せば学生時代の冬季合宿はちっとも楽しくなかった。
雪はあったがアイゼンを着けた記憶がないので、まあそのくらいの山だったのだろう。ピッケルも持ったことがなく、使い方を座学で教わっただけだった。
スキー用の手袋とダウンジャケットを奮発して買ったのは覚えている。
テントで寒すぎて眠れない辛さは最悪だった。もう嫌だ、冬は山なんて登らなくていい。そう結論して私はこれまで雪山にチャレンジする機会を見送ってきたのだった。
本や雑誌や、ヤマレコユーザーさんの冬山の記録を見ると、本当に素晴らしくて、何より皆さん楽しそうで、いいなあと思う。
羨ましい。白銀の世界に私も行きたい。憧れる。
でも、寒いのは嫌だ。
ここまで書き綴ってみて納得した。たぶんこの冬、私は雪山へは行かない。
kerokero3さん、はじめまして。わっはっはっはっは
学生時代は、今よりはるかに服装などがよくありませんでしたが、北アや八の冬山に雨合羽着ていきました(ちょうどゴア製品が発売され始めた頃でまだ高値で購入できず)。下着はラクダ、セーターはおふくろの手編み、手袋はスキー用の毛糸でした。それでも氷点下20度近い厳寒の八ヶ岳の稜線付近で、ツェルト被ってビバークできました。
今は、部屋で暖房かけていましても足趾が冷えます
持病があって重い荷物はもてませんが、仮に持病がなくても冬山のテント泊をする気はとっくに失せてます
ゴアじゃない雨具で冬の北ア… 今じゃ想像できないですね
自分も学生時代ゴアテックスは高価で買えず、冬合宿は普通の雨合羽でした。そういえばセーター着てました
持病がおありとのこと、お体大事になさってください。
自分は昔から寒さに弱かったのですが、年とともにますます弱くなったように感じます。
無理せず楽しめる範囲でボチボチやろうと思います。
突然のコメントごめんなさい。
あまりにも私に似ているので思わず笑ってしまいました
>登山口に着く頃には日も昇り気温も上昇してきて、あれ?これくらいの寒さなら行けるかも?くらいの気持ちになる。
そして歩いているうちに体温が上がり、どんどん楽しくなってくる。
私の冬の低山歩きは、だいたいそんな調子だ。
雪山はちゃんと防寒すれば大丈夫ですよ。
行ったら楽しいですよ。
私は雪山にテントを張る計画を立てているのですが、
やはり寒さにおびえて躊躇している途中です
そうですよね寒いの怖いですよね
ちゃんと防寒すれば楽しいでしょうか。
やはり装備を整えないとですね。
雪山テントもの凄く寒そうです
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