階段で冬眠中 -3

年度替わりのバタバタで日にちがあいてしまいましたが、少しずつその後の展開を書いていこうと思います。

【これまでのお話】
（階段で冬眠中　-1）https://www.yamareco.com/modules/diary/181745-detail-325964
（階段で冬眠中　-2）https://www.yamareco.com/modules/diary/181745-detail-325965

以上が、３月３０日までのお話。

さて、コウモリはよくいるアブラコウモリであり、冬眠しているだけであろうと見当がついたので、借りていた『コウモリ識別ハンドブック』を図書館に返すのだが、返す前にもう一度アブラコウモリのページを見ておこうと開いて、大変なことに気づいてしまった。

サイズ：前腕長 30-36mm

前腕長というのは、コウモリのひじから手首までの長さだそう。
ちょっと待て。
そんなに小さくなかったぞ。５センチくらいあった気がする。

前腕長が５センチくらいありそうな、この辺りで見られる可能性がありそうな種類を探すと、ヒナコウモリというのがそれっぽい。

４月４日、コウモリの前腕長を測るべく、定規を持って階段へ行ってみた。
コウモリは右腕をなぜか心持ち斜めに差し出して「さあ、測れ」という格好でいた。上の写真である。
誓ってコウモリに触ったり動かしたりは、してません。行ってみたら、こうだった。
定規をあててみると４８ミリで、やはり大きい。

Googleでヒナコウモリを検索して、同じような状況でヒナコウモリを保護したというブログ記事を見つけた。
都市部で春先に動けなくなっている例がわりとあるらしい。
冬眠から覚めて飛び立ったが、寒の戻りで動けなくなり、階段なんかの変なところで再度冬眠せざるを得なくなってしまうのだろう。

動きは鈍いし、私が見つけてからもう半月ほど経っている。
このままだとお掃除されてしまう危険性もある…。

迷った末、こっそり保護することにした。

もう少し気温が上昇するまで雨風の当たらない場所に置いて、温めても駄目なようなら、獣医さんへ診てもらえるか相談してみよう。

その日の夕方、Amazonの小さい段ボール箱を抱えてコウモリのいる階段へと向かった。

（つづく　-4）https://www.yamareco.com/modules/diary/181745-detail-327330

コメント

JUNKO

こんばんは〜
待ってましたぁ😆
関東の桜はすっかり葉桜に…急に気温上昇で気になってました。お元気でしたか？
ホント（笑）「さあ、測れ」な感じにちょっとだけ体勢変わってる？
それにしても、そ〜〜っと保護するなんて、なんてお優しい☺️
誓って触ってないって🤣確かに病原菌的な？ちと怖い…
目覚めた時って、どんな風なんだろー😁
もう春だよ〜〜🌺

ケロケロさん

JUNKOさん
おまたせしました。ちょっとずつ更新しますので、お付き合いいただければ幸いです。