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しかし、夜中も昼間もへばりついたままで、いったいいつご飯を食べているのだろう?
まだ生きてはいるものの、もしかして弱っていたりするのだろうか。
マンションの階段は定期的に掃除が入るはずで、大丈夫だろうか。
そもそも1匹でいるのは、はぐれちゃったんだろうか?
いろんな疑問が湧いたので、図書館で「コウモリ識別ハンドブック」を借りてきた。
文一のハンドブックシリーズでこれが出た時、コウモリってハンドブック出るくらい種類があるんだ?!と驚いたのだった。
早速読んでみると、国内で35種いるらしい。どうせ島嶼部の希少種とかでしょ、と見ていくと、意外と普通種のマークがついている。そんなにいるんだ…。
見分け方のチャートがついていて、まず顔をよく見ろと書いてある。
顔は、無理じゃないか?へばりついて寝てるし。
掲載種の写真と見比べてもよくわからず、これは素人には識別不能…と諦めかけていたら、アブラコウモリのページであっさり「あ、これ。」となった。毛並みや色の雰囲気もそうだが、決め手は顔。顔つきがもう、こんな感じとしか。語彙も表現力もなくて申し訳ない。顔はだいたいブサイクで、イタチやテンの顔をもっと潰したような…ますますひどい言い草で申し訳ない。
翼の形なんか、捕まえて拡げてみないとわからないと思うのだけれど、チャートには見分け方として図が載っている。見分けはともかく、コウモリの翼の図を見ると、手のひらが進化したものだというのがよくわかる。鳥の翼とは、指の数やなんかもだいぶ違う。
知り合いの詳しい人に尋ねてみると、街中で見るのはほぼアブラコウモリに限られるそうだ。
その他は、洞窟や森林や、山里の家屋などで見られるそうで、前に八ヶ岳の山小屋で見たコウモリはそういった種類だったのだろう。あきらかに種類の違うコウモリを2種類くらい見たのだが、当時も今も見分けはさっぱりだ。
先の詳しい人によると、アブラコウモリが飛んでいると鳴き声が聞こえるんだそうだ。
ええっ?!コウモリって超音波しか出さないと思ってた!
ハンドブックによると、私が思っていたコウモリの"超音波"は「エコーローケーション」といって、自分の声の反射音を聞いて、物の位置や大きさを判断するというものらしい。
マンガやイラストで輪っかが重なって描かれる、あれだ。輪っか輪っか輪っか…を発して、反射して返ってくる輪っか輪っか輪っか…を聴く。"超音波”って、”音”とは別の何かだと思いこんでいた。
YouTubeで見つけたアブラコウモリの声を聞いてみると、キュキュキュッというネズミのような甲高い声である。
聞こえる音域の声を出してくれるのであれば、今度コウモリが飛んでいるのを見たら、声が聞こえないか耳をすましてみようと思う。
そして、コウモリは冬眠する。
そうだった、冬眠するんだった。
階段のあいつは、うっかりはぐれて死にかけているのではなく、ちゃんと季節をわきまえて?過ごしていると思われる。
冬眠中であれば、動きが鈍いのも納得がいく。
4月に入って暖かくなってきたし、そろそろ餌となる虫も増えてくるので、コウモリも目覚めていい頃合いなんじゃないだろうか。
もし、お掃除されそうになったら自分で避けるか、お掃除の人が避けてくれるか、するだろう。そうだといいな…。
写真は、今日も階段にへばりついているコウモリです。
(つづく -3)https://www.yamareco.com/modules/diary/181745-detail-327205
(前回の日記 →)https://www.yamareco.com/modules/diary/181745-detail-325964
何度もクスッと笑いましたー🤣
階段のあいつ…無事に旅立って欲しいものです
笑っていただけて光栄です!
あいつの無事を祈って、今日も階段トレーニングしてきます。
読んでいただけて光栄です!
ヤマレコへようこそ。ぜひ色々楽しんでくださいませ。
アブちゃんはその後アブラコウモリではない疑惑が発生して、現在対処中です。
その後の展開はまた日記に書きますね。
こんにちは😃お元気ですか?
這うように登り、転がるように下る🤣いいですね〜〜ステキですよー😆
一気に桜満開🌸気温もグンと上がり、その後、アブちゃんはいかがお過ごしでしょうか?
ヤマレコの皆さんの日記が楽し過ぎて、お薦めの映画やマンガ、音楽に小説など、眠っていた浅〜い趣味がジワジワと目を覚ましたりまた眠ったりして、ウロウロと…いつになったら山へ向かうやら😅
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