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前回の山行での膝の痛みも予想以上に早く癒えたが、まだまだ体力に難有りと解っているので、いろいろガイドブックを調べ健脚向きではな無く、一般向け登山道らしいので大菩薩嶺を目指すことにした。
この1ヶ月半の間に数冊の登山系の本を読み勉強もした。
「登山の運動生理学百科」山本正嘉著、などを見ると前回の私の歩き方は駄目のオンパレードのようである。
上日川峠の駐車場に車を停めて準備を始める、と、言っても相変わらずジーパンにジャンパー姿だ。
始めいろりろ山菜の本なども持っていこうと考えていたが、土壇場になりビビッて、ザックからいろいろ引っ張り出し、やはり荷物を軽くすることにした。
登り始めると熊笹が両側に覆い茂り、私の荒くなっていく呼吸も都会には無い、山の生き物の命を育んでいる生命力溢れた空気を吸い込み、快適に進むことができた。
平日の為か登山者もまだ会うことが無い、福ちゃん荘から雷岩までまっすぐ上がり、その時の調子により下山路を決めようと計画しておく。
途中比較的若い中年の夫婦と挨拶を交わし抜いていく、私と同様普通の散歩のような姿だ。
途中に見つけた鹿などの野生動物の足跡が新鮮な驚きを与えてくれる。
雷岩に到着すると、岩の上に三脚を立て富士山に向けカメラを固定している年配の男性が座っている。
その方の荷物らしいザックが岩ノ下に置かれ、中身が広げられている、初めて本物の登山者に遭遇したような気持ちがし尊敬の眼差しで見上げてしまう(笑)
大菩薩嶺へ到着すると、以外に下界には全く面影も無い雪が10センチ位積もっている、これが2000メートルの山なのかと妙に感心してしまった。
ちょうど昼時なので昼食をとることにする。買ったばかりのチタンのコッヘルとストーブの初披露だ。
すると、先ほどまで晴れていた空に、薄暗いカーテンをしたような影が下りてきて、なんと雪が薄っすらと流れてきているではないか、私の頭の中に先ず浮かんできたのは「遭難」の二文字だった(笑)ゆっくり食事をする精神的余裕が全く無くなり、口の中へ食べ物を詰め込み草々と荷物を片付けてしまう。
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