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最近報道の瑕疵で下調べ不足と記者の勉強不足、デスクも同様だろうが、このような記事がおおい「事実と違うこと」がよく垂れ流しにされているので「情報のリテラシー」には十分気を付けたいものだ。こちらのほうが問題は大きい。
→上高地の釜トンネルも「冬期通行止」になる、相当の人数の冬山登山者は道路に入り、アルプスに入山する、厳冬期のアルプスのリスクは富士山と同様だ。旅行社の雪の上高地ツアーなどは頻繁に催行されているが問題にはならない。富士山と上高地の法律的違いはない。
溝手康史弁護士コラム ※引用させていただきました。
2023年9月16日
外国人の富士山登山
9月11日から富士山は、熟練者以外は登山禁止だ。
しかし、この登山禁止は行政指導であり、法的拘束力がない。
また、この禁止は、自称熟練者にも効果がない。
富士山に登る外国人と日本の冬山登山者がいる。
日本の登山道の多くは、管理者不在であり、また、道路法上の道路ではない。
しかし、富士山の登山道は、例外的に、道路法上の「県道」とされている。したがって、通行止めにできるが(道路法上の罰則がある)、おそらく道路の通行止めは車両の規制であり、富士山の登山道で人間の通行禁止措置はとられていないのではないか。日本でも、工事中で通行止めの道路の脇の歩道を歩くことができる場合が多い。
登山道の閉鎖と通行禁止は異なる。閉鎖された登山道を歩いても違法ではない。
日本の登山道の多くは管理者不在なので、通行禁止にできない。
欧米の登山道は管理者がいるが、閉鎖はあっても、通行禁止はほとんどない。そのため、日本での登山禁止を理解できない。
欧米では、登山禁止に法的拘束力がなければ、「登ることができる」と理解するのが一般的だ。
そもそも、山小屋を締めたら登山禁止にする扱いは、世界のスタンダードに照らすと、お粗末な政策だ。中国、ロシア、未開国家ではよくあることだが、文明国で行うことではない。
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