長い間、下記の10000mmahのアンカーを携帯した、重さも容量も抜群で山向きだったからで、やはり10年経過して「ベストセラー」になっているくらい群を抜いていた、いまだに先頭だ。
→Anker PowerCore 10000 (10000mAh 大容量 モバイルバッテリー)【PSE技術基準適合/PowerIQ搭載】 iPhone&Android対応 (ブラック)これだ。
6-7年前に、南アルプスの山奥の樹林帯で「緊急事案が発生した、結果は事なきを得て無事に下山したが」その時にバッテリーを本気で使用した経験があるが、この優秀な「アンカー」10000mmahでもあっという間に容量はなくなった。
通話がやっとで途切れ途切れギリギリ、の寒い夏の山奥でのスマホの電波を探すスピードと消費力は物凄い、相手が要領を得ず簡潔に話が済まないと大変だ、1回5分〜7分くらいで電源はなくなり2回目5分くらいでモバイルバッテリーもなくなった。これは経験者でないと消費スピードの実感はわからない。
GPSや登山アプリ、ココヘリ、モバイルバッテリーなど「電子機器の本当の能力の正誤・判定」ができるのはこうした圏外の奥深い樹林帯でまったく上空が見えないような山域だ、宣伝のテストはこのようなところでは「ボロ」がでるからしない。GPSも元々は厳冬期の捜索やホワイトアウト登山などに役立つように開発されたものだ。
遭難で「連絡がその後取れなくなっています」というのはそのせいだ、受ける側にどれだけ消費が凄いかが伝わらず「のんびり、ちくちく、阿保のように、関係のないことを聞いてくるのでブチ切れる」
要するに電話に出る警察・消防の係は「山岳救助隊」ではない、普通の「地域課のおまわりさん」だから、現在位置のGPS座標を伝えた時には「はぁ?なんですか?それは?」と言われた、それより目印を教えろといわれたから「尾根」といえば「おねぇ?」白樺の白骨林といえば「しらばか?」という、お話にならない。見晴らしのよいとこに移動しろというので行くと「最初の座標位置」でヘリが飛んでいた。わけがわからない。
「挙句の果ては担当が違い、かけ直せ」と言われた時は絶望した。この点を指摘できるのは遭難者だけで経験しないとわからないから、アドバイスはどこにもない。自治体の「不都合な真実」で電源切れするように話をするからだ。
こういう自治体の末端の係までは「電子機器に関する、指示は行き届いていない」し対策はしていない、そんな余裕は自治体にはない。研修もわざわざ「電子機器」のことや「山用語」のことなどは通常業務には関係がないからいいのだ。山のことに詳しい方にかわっていただいてよろしいですが?と通報時にいったほうが正解だ。
逆に物凄く気の利く相手だと「電源消費の問題があるから、SNS」で連絡を圏外でなくギリギリでも届くならそうしようで、無事に解決したが結局スマホ2台分、モバイル2台分が連絡にかかったということは「どれだけ消費するかは想像できる」十分に会話できる山域ならモバイルバッテリー1台の容量のあるものでいいだろう。
しかし、最近は「GPSアプリ、登山アプリ」の併用をスマホでしていて電源は山行中にかなり減るので容量は大きいことにこしたことはない、最低でもこのアンカー10000mmahはいる「命のためだ、そんな高くはない」
しかし南アの経験から2-3年で買い直したほうがよいとされるバッテリーということで今回20000mmahだから、どうでもいいかと買ったが、後の祭りで、ある人が調べると、中国製で半分しか容量がないという「騙された」14000mmahでもありゃいいやと、思ったが驚いた。最近靴も中国製で騙された、いまだに大国になったといわれるが、メイドインチャイナは駄目だ。
驚いたことは、10年近く経過してもこのイノベーションの時代にバッテリー分野は進歩していないということだはるかに「小型化」して抜群のものがあると思いきや、車同様あまり変化していない。
「リチウム電池」の限界なのだろう、もうすぐ市販される「全固体電池」を待ちたいところだ。大変驚いたのはそのことだ。
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