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写真��奴国出土の銅剣
写真�Ｆ院∪墜軸鐫魴�
水城館の展示を見学する。展示は少なく、御笠川川岸で発見された鬼瓦と水城東門付近の井戸から発見された「水城」と書かれた墨書土器の二点しか出土品展示はなかった。主要出土品はそれぞれの関係自治体資料館にあるのだろう。今回は太宰府市の関係資料館や大野城市の資料館にはいかないので、またの機会に。展示では水城の模型などのパネル展示解説があった。
次に奴国歴史資料館に向かう。
奴国はおそらく弥生時代後期の北部九州最大のクニであり、中心地だったろう。伊都国には平原王墓などから大型の鏡が出るなど多くの出土品が国宝に指定されている。
「魏志」倭人伝にある「一大率」という役所が置かれていた。伊都国の位置から見て、弥生後期の列島の玄関口であり、多くの人や物品の入国・出国などの管理を行っていたのだろうか？午後の伊都国歴史博物館での福岡市の学芸員の話では、伊都国出土品の金属器の国産のものの多くは奴国で鋳型が発見されているという。奴国は政治や手工業生産の中心地、伊都国は外交の中心地というところか？
ただし伊都国・奴国は弥生時代後期の「邪馬台国」問題などを巡るライバル関係にあり、これらの地域の自治体や考古学者、歴史家、市民の多くが自分たちが中心地だったと主張していて、真相はよくわからない。ただこの時代はのちの律令国家のような統一国家はないことから、様々な役割を持つ複数個別の中心地があった、と考えてもよいのではないか？朝鮮半島や中国と名異なり、そのクニの間では武力制圧のような集団間の戦争はなかったように思える。
（参考）太宰府市の「日本遺産」に関するHPには次のような説明があった。
水城跡（中央エリア）
660年に唐・新羅に滅ぼされた百済国の復興救援のため、日本は派兵しますが、663年朝鮮半島西岸の白村江の戦いで唐・新羅に大敗しました。
この翌年、664年に築かれたのが「水城」です。 歴史書『日本書紀』には、「筑紫に大堤を築いて水を貯えさせた。名づけて水城という」と記されます。
中国の「万里の長城」のような施設で、幅約60ｍの外濠と、長さ約1.2kｍ・幅約80ｍ・高さ約9ｍの二段に築かれた土塁（城壁）で構成されます。これが周辺地形と一体化し、北東側は「大野城」と、南東側は「小水城」と呼ばれる数カ所の遮断施設とつながることで、内陸への侵入を防ぎました。
その後、大宰府が整備され、水城はその外郭の守りとなります。ここに設けられた東西２つの門は、大宰府へ出入りする人びとの出会いの場、別れの場となり、数々の物語が生まれました。
水城跡（東門エリア）
660年に唐・新羅に滅ぼされた百済国の復興救援のため、日本は派兵しますが、663年朝鮮半島西岸の白村江の戦いで唐・新羅に大敗しました。
この翌年、664年に築かれたのが「水城」です。歴史書『日本書紀』には、「筑紫に大堤を築いて水を貯えさせた。名づけて水城という」と記されます。
中国の「万里の長城」のような施設で、幅約60ｍの外濠と、長さ約1.2kｍ・幅約80ｍ・高さ約9ｍの二段に築かれた土塁（城壁）で構成されます。これが周辺地形と一体化し、北東側は「大野城」と、南東側は「小水城」と呼ばれる数カ所の遮断施設とつながることで、内陸への侵入を防ぎました。
その後、大宰府が整備され、水城はその外郭の守りとなります。ここに設けられた東西２つの門は、大宰府へ出入りする人びとの出会いの場、別れの場となり、数々の物語が生まれました。
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