最近国は自転車通行の規制を厳しくしたと報道されている。自転車利用者が増えて事故も増えてきたことから当然の規制強化にも見えるが、一方規制だけでよいのか？大きな疑問もわいてくる。まず国は自転車交通についてこれまで何をしてきたのかという疑問。
納税者としては国が自動車交通に対して多額の投資をして整備してきたのに対して自転車にはほとんど何もしてこなかった。自転車は全くの脇役か、それ以下の存在だった。近年自治体では自転車レーンを少しづつ増やして入るが少ない上に車に怯えながら走らざるを得ないし車も邪魔な存在としか受け取らないだろう。欧州では、早くから自転車を都市交通の中で正当に位置付ける努力を行ってきた。日本では国家も市民社会もそうした努力を怠ったために都市交通において自転車交通に関しての改善は中々進みにくくなっている？規制を強めるのなら自転車交通のあり方、国や自治体はそのためにどのような努力をすべきかどのような予算措置をすべきか議論があってしかるべきだ。ただでさえ都市における移動手段としては極めて不都合の多い現行の交通ルールや道路事情に何らの対策もたてずに規制だけを厳しくして違反者を取り締まるのは片手落ちではないだろうか？
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日記
自転車通行の規制強化についての疑問
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