１２月4日(火)飛鳥山博物館「中里貝塚と北区貝塚物語」

飛鳥山博物館で北区貝塚物語展がまもなく終了するので出かけてみた。午前中整骨院に行き、生協の荷物を受け取って昼食をとり、午後一時過ぎに王子駅に向かう。飛鳥山博物館は、何度か来ているが今回中里貝塚の近くに新たに栄町貝塚の調査が行われ、また同じ台地上にある西ヶ原貝塚などとの性格の違いや共通性などを探っている。また、中里貝塚も栄町貝塚もカキやハマグリを大量に加工して干し貝にしており、貝塚には集落の跡が無いことから加工専門の作業場であり、近隣のムラや川を遡って各地のムラと交流し物資の交換を行っていたことが推定されている。展示では上流の大集落である下野谷遺跡などとの交流を示唆する展示をしており、下野谷遺跡に関する展示や、それらの集落と中部高地などとの交流を示唆する土器などが並べてあった。間接的に中里貝塚などが中部高地と干し貝を通じて物資やヒトのやり取り、交流を行っていたのだろうか？帰りがけに中里貝塚を見学した。