休憩時に出した、mont-bellのサーモボトルが3本とも埃まみれになるくらいで、まさに強風時の運動会さながらであった。
そういえば、登山道中で砂埃を浴びるということは、短いながらも私の登山経験では過去になかったと思う。
やはり栗駒の登山道周辺の荒廃が広がっているのであろうか?
荒廃して裸地になると、踏み入れたところに”何もない”だけに、ロープ外に足を踏み入れても抵抗感もないだろう。また、老朽化により規制線が曖昧になっている所も目立っており、何も知らなければより一層進入してしまう。本来の登山道が洗掘されている箇所なら尚更である。
(※写真の箇所は、登山道の洗掘が進んで、登山者がその右脇を歩くようになり、荒廃が進んでいるのがわかる。規制ロープで規制したものの、なかなか整備が追いつかず、規制線も曖昧になっている。しかし、登山道の右側を歩けば、さらなる荒廃が進み、荒廃地が増えていく一方であることはわかるような気がするのだが。)
この季節に訪問する登山者は、全くの素人もたくさんおり、わからないかもしれないが、将来的には「わからない」では済まされないだろう。
この日もお会いしたが、東栗駒ルートで植生回復の活動をされている方もいらっしゃった。
しかし、このような精力的な活動が、オーバーユースに追いついていないことも実感する。
栗駒のようなオーバーユースが明白な観光地的な山は、外国の国立公園の入場ように、例えば、登山客に10分程度の啓発動画を見せてから、シャトルバスに乗ってもらうとか、そういったソフト的な対応も必要だと思う。
ハード面としては、洗掘された部分の措置。これを早急にやらないとどんどん”登山道”は拡大し、荒廃は進む。しかし、これは予算のついた事業として取組まないと無理だろう。
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