レコを上げ始めてから気が付いたら丸三年以上が経っていました。ヤマレコ10周年という事なので、それに比べればまだまだルーキーですね。
プロフィールの自己紹介に年表形式で主な山行を書き出してみました。
悲しい事にプロクライマーみたいにかっちょ良い感じにならないんですよねこれが。
何気なく財布の中に入っているクライミングジムの会員証を見てみると、BUMPに初来店が2012年の10月。横浜パンプの1階で5級が登れなくてジタバタしてた頃と比べて、そうやっている事が変わらない気がするので、きっと10年後も変わらないのでしょう。
仕事が忙しくて何か月も登れなかったり、山で怪我してブランクもありましたが、ようやく目指してきたクライマーの領域に爪先くらいは入り込んで来たような気がします。
僕は自分の成長を求めて山を登りはじめました。
だから登山というのは楽をしてはいけないもので、景色くらいがご褒美で、山での贅沢は無かったし、常に荷物は重たくて、歩くのは苦しくて、痛くて。
その結果、何度か死にかけた事もありました。
ホワイトアウトで自分の位置をロストして同じ場所をグルグル回ってみたり、岩壁で滑落して骨を折ってみたり、稜線で雨に濡れながら強風に晒されてみたり、雪渓を滑落して止まらずに加速し続けてみたり、岩壁をフリーソロで登って高度100メートルの高さで進退窮まってみたりと……。
失敗の連続でした。よく生きていたものです。
人って強いなぁ。生きてて良かったなぁ。って降りてきた時は思います。
でも、結局自分の中で劇的な変化があるわけではありませんでした。
だって一度たりとも、僕は自分が死ぬだなんて信じた事はなかったから。
可能性としての死は理解できますが、自分の脳みそが今から僕は死にますと断定するに至った事は一度もないのです。
人ってホント楽観的です。
本当に死ぬまで自分が死ぬだなんて思わないのです。
でも人は死にます。
呆気なく、突然に。
あんな風に何時もニコニコと笑っていて、放っておいても勝手に幸せになるだろうと思っていた人が突然死んでしまいます。
僕に死ねない理由はないけれど、少し怖くなってきました。
人は死にます。君に明日があると保証するものは実は何もないです。
僕は何処へ行き、何をするのでしょうか。
力を抜いて、やりましょ!
と言いつつ私は、今年あたり、やってしまう、
気がしてとても怖いです。
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