随分空いてしまった。
何をやっていたかと言うと前回の記録で書いていた長モノのトライをしていた。
最初のトライは9/25なので丸々2ヶ月要してしまった。
最初のトライはバラす事もままならず、一度繋げてみると呼吸が出来ずに落ちた頃にはチアノーゼ気味になるようなルートだった。少しは唐獅子で強くなった気でいたがその全てを帳消しにされるような内容だった。
あまりの繋がらなさに投げ出して外ボルダーで加熱したカチ課題を打ち込んでみたりもしたが、結局トライし続けていた。
しかし、繋がらないうちは適当にバラしていれば良かったが、繋がり始めると細部の調整をする作業になって来た。
足の置き方、呼吸の仕方、ホールドの指の掛け方、、、
大枠のムーブが決まってから十数カ所の修正を行い、当初10箇所はあるように思えた核心の数を減らしていった。
しかし、最後まで1トライを終えてから1時間休んでも回復しないくらい猛烈にパンプするので、1日1トライが限界だった。
ジムに行くとアップ課題を決めて身体を温めて、ボールドを入念に磨き、チョークアップしてトライを始める、、そんな作業を2ヶ月続けた。
次のトライが出来ないのはまだいいが、保持力が戻ってこないので、厳しい課題は登れないのも辛かったが、それを諦められるくらい面白かった。
汗だくになってトライしていたはずなのに、気がつけば扇風機はヒーターに代わり、ホールドの状態が良くなって来た。
段々と惜しいトライが増えていき、先週の半ばに全ての核心を抜けて完登と思いきやゴール取りで落ちるトライが出来た。
そして甲府幕岩から帰って来た翌日の日曜日。日曜日は自分のコンディションも良く、ホールドも程よく湿気っていてよく効いた。
アップの時点でも身体は軽く、全ての核心を越えて再びゴール取りまで来た。
バラす時はガバにも感じるボテへのジャムが抜けかけるのをねじ込み直す。
しっかりと足を踏み、全力でゴールのガバへ飛び出した。
それでもギリギリでゴールに指がかかり、完登となった。
悪いホールドはないが只管疲れさせるムーブが続き、パンプした腕でトゥフックにぶら下がるようなムーブが続く。
設定した本人は存在も忘れていたようなものだったけど、去年の鳳来の赤い薔薇がそうだったようにオフから目を覚まさせるルートだった。
とりあえず次の長モノが設定されるまではコンプリート状態なので、次からは気楽に持久力トレを続けよう、、、
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