ヤマレコ記録
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http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-204106.html
※その後の調査でこの記録のルートは間違いであることが判明した。正しいルートは
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1404927.html
「地図から消えた富士山大宮道の再調査」です。
1970年にスカイラインが出来る前は二合目までバスで行き、そこから歩き始めた。私も57年前と53年前に子供ではあったが二合目から歩いている。
最近の国土地理院の地図や市販の登山地図には消えているが、50年ほど前に購入した国土地理院の1/50000の地図には現在の国道180号線の標高970m付近の一合目から県道とは別れて、二本線の太い道が二合目まで繋がっている。てっきり子供の時のバスもこの道を通っていたものと勝手に思い込んでいた。
今回、実際に歩いてみて局部的にバスでも通れそうな箇所もあったが、全体的には踏み跡さえ不明で、スカイラインが開通して42年でバス道がそんなに廃道化されるとは考えられないと不思議に思いながら歩いていた。
二合目林道の二合目への分岐の古い道標を発見して、歩きながら感じていた疑問が一気に解消した。車の道標は二合目林道から県道180号線の方向を指していた。つまり、子供のころ私が乗ったバスは現在の県道180号線の西臼塚先で二合目林道に入り、二合目駐車場に入ったものと推測される。
大宮口が出来て、村山口(村山古道)から登山者のほとんどが大宮口に変更したようであるが、その時は富士宮浅間大社から歩き、今回踏査開始した一合目まできて二合目に向かったものと思える。しかしスカイラインができる相当前にバスが二合目まで運行されるようになり、一合目から二合目の間は歩く人が居なくなり、一気に廃道化したものであろう。
二合目から三合目までのルートは現在の1/25000の地図にも記載されているので一合目から二合目までの大宮口の登山道が地図から消えたことになる。
村山古道はNPO法人富士山クラブ及び関係者のものすごい努力で復元しつつあり、富士山クラブの畠堀さんにより地図もでき、かなり山慣れた人ならば歩けるようになった。しかし大宮口の一合目から二合目までは手つかずの状態で、大部分は踏み跡も不明瞭で勿論、赤布などのマーキングは皆無である。
また市販されている地図には記載されておらず、私が持っている古い1/50000の地図では粗すぎて、踏み跡を見つけながらのルート確認が出来ない。従って、絶対に、安易な気持ちでは入り込まないでいただきたい。
写真1:50年前の1/50000の地図
写真2:二合目林道に残された道路標識
なるほど、バスは二合目林道から通っていたというわけですね。
それなら合点がいきます。
しかし本来の道は天照教の分岐を通るルートだと思います。
すると今回歩いたルートはいったいなんなんでしょうね。
地図には太くかかれていますが…。
国土地理院へ問い合わせれば昔の地形図の謄本も手に入るようです。
昭和45年以前発行の1/25000地図を取り寄せてみたいと思っています。
messageteaさん、先日は本当に有難うございました。
私の間違えた想い出で、歩いたところがバス道との誤った先入観を与えてしまい申し訳ございませんでした。
富士山の古道ばかりを歩くわけにはいきませんが、時間の合間を見て、少し富士宮関係の富士山登山道を調べてみたいと思うようになりました。
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