続報です。関心がある方はご覧ください。
(3月7日時点で、この新聞記事のリンクははずしましたが、テキストの形で、個人名をはずした形で、以下に添付してあります。)
<ヤマレココミュニティ 遭難事故から学ぶ部屋>
http://www.yamareco.com/modules/xsns/?cid=36
★以下直リンクはずしました(3月6日)
読売新聞
<3月4日読売宮城版です>
・雪洞は、救助隊の指示だったことがわかります。
・雪洞の様子も分かります。
河北新報(地元紙)
<3月4日河北新報宮城版です>
朝日新聞
<同日asashi.com宮城版です>
毎日新聞(仙台の山岳会朋友会事務局長さんのインタビュ)
<同日、毎日新聞宮城版です>
*夕方に遭難された男性2名の記者会見がありました。ごく一部ですがTVニュースで流れておりました。印象に残った言葉は:
・山頂から降りるときに、ガスが濃くなった。コンパスだけでは、右に行っていいか左にいっていいかもわからなくなった(大雑把に言えば、左に行くところを右に進んでいます)
・一週間くらいは頑張れると思った。
kiyoshiさん、こんばんは。
情報有り難うございます。
明日は我が身の遭難ですので、非常に気になるニュースでした。
視界が無い中でのコンパス頼りの山行は、現在位置を正しく把握し続けないと難しいですね。
今回のパーティーが地形図を基に読図していたかどうかが気になりますが、それでも一度現在地を失うとルートを修正するのは困難だろうと思います。
こういう状況ではやはりGPSですね。
最近は1万円程度で入手出来るようですので、こういうニュースを見るとちょっと欲しくなりますね。
情報はまだ不明のところがあるので、断定的なことはいえませんが・・・私がいずれ歩く山だと思うので、結構ショックですね。冬の船形の記録は沢山あります。ガスに巻かれた記録も、危うく遭難しそうになったという記事も。
この山に詳しい知人二人に聞きましたが、読図が完全にできないなら行くべきではないとのこと。一人はGPSがあればなんとかなったでしょうと。もう一人は、自分はGPS持ってないから〜でも読図です!、という話^^; katokenさんの書かれた、赤テープのことも含めて、とても考えさせられました。
ちなみに、私はGPS、買いましたよ。蔵王に行って必要性感じましたので。山スキーセット、今年は諦めました。
情報ありがとうございます。
読図能力の向上、そしてGPSの可能性…。
私も地図表示機能のある物にするか、単なるロガーにするか悩み中です。
いずれにしろ、困らない限りは読図能力向上のためにザックの中、でしょうが…。
山スキー板だけなら激安で売っていますよ。横浜カ□□カですが…。
地元の山なので、乗りかかった船で書いていますが、私はただの日曜ハイカーなので、ちょっと恐縮してます・・・私は地図表示のものを買いました。
* 板だけですか???(笑)でもちょっと検索してみますね。情報ありがとう^^ 私の相棒さんはスキーはボーゲン程度なので、多分山スキーの購入には反対されるかなあ^^; という事情もありますが、とりあえず買っちゃうというのもありかな(笑)危険度ますますアップですね^^;
GPSが急速に身近になってきています。
自転車のサイクルコンピュータ(スピード計)もGPSの時代。
スピード取り締まり機のユピテルも歩行者用GPSを発売、
共にGPSログを保存できます。
雪山で自分の位置を判断できなくなり、視界不良が続くという状況のなかで、雪洞で救援を待つという判断をしたのは、メンバーの経験が生きた判断だったと思います。
もし、食糧や装備がよりしっかりしていても、事態は変わらず、動いてしまうことで悪化した可能性さえありました。しかし、ツエルト、予備食なしは、どうかと思います。そのことと行動時の位置確認の不徹底が、最後まで救助にしか頼れず、自力で降りられない状況を招いたように思います。視界が回復した後にも。
(3月7日訂正 「簡易テント」を所持していたとの報道がありました。)
遭難の直接の原因となったのは、視界が悪いなかで、要所で現在地を確認せずに、一定時間、行動を続けてしまったことのように思います。
地図と磁石があれば、現地確認を続けながら、相当の行動が可能です。このパーティーは、おそらく下降段階の行動経過は地図上で確認を続けていないのではないかと思います。
これは視界が回復後も、自位置をつかめないでいたことにも、現われていました。たとえその山に何十回登っても、そのことと地形図・地図からの判断とは、別物なのでしょう。
そういう点では、ちょっと油断すると誰でも遭遇する危険がある事故と思います。
加えて、往復ルートで、視界が不安ななかで、通常はルート確認のテープや樹木などの目印などを、登りながら定めてゆく場合が多い状況です。実際、この場面では頂上をあきらめることも含めて、とても不安になる条件です。その目安は、自分たちが確認した目標物が、振り返って眺めて、20メートル先では判別できなくなるようなガスや降雪です。
当時はほとんど、この条件に近かったのではないでしょうか。行ってももどれない状況だったのではと思います。
もともと幾度も登った山でも、冬の目標物は限られます。
ここらへんに、慣れた山という思いがあったように感じます。
リーダーに不安がなかったとは思えませんが、引率者としては「経験」を先に考えてしまったのかもしれません。他の方は、自位置が不明にもかかわらず、その引率に従ったのでしょうか。
パーティー全員で地図と磁石をつき合わせて相談しあうという場面が、雪山や沢ではよくあります。地図と判断の大切さをこの面でも考えます。
GPS(地図表示モデルをふくむ)をこの条件で使うには、緯度経度のラインを印刷した地図が不可欠です。あるいは25000地形図の場合は、10秒ごとに自分でくわしい経緯線を書きこまねばなりません。(ちなみに、10年以上前の地形図は、日本の緯度経度の基準が現在では変更されたため、位置に誤差が出るために、ハンディGPSの数値と差が出て、使えません。)またその自前の地形図を印刷・準備する段階で、ルートの要所についておさらいをします。
ですから、GPSの利用は山のルート判断の基本を習得することと一体でおこなうものと思っています。ここに同じGPSの利用でも、夏道をすすむ登山との条件の大きな違いがあると思います。とくに雪山や沢では、そう思います。
今回の遭難は、GPSがあれば防げたとは思いますが、私は経過に即して行動のなかでの問題点を考えることが、まず必要と思います。
GPSがたとえあっても、自分の力量を考え、行くべきでない場合があります。
全てに渡って同感です・・・ご推察のとおりの状況だったのでは、と思います。
示唆に富むご意見、多くの人に読んでいただけたらと思います。このテーマは、私の日記で継続するには重すぎるので、しかるべき方が、時々書いていただければ幸いですね・・・
昨日の記者会見の様子、ごく一部ですが:
★直リンクはずしました(3/6)
<3月5日河北宮城版です>
*まもなく始業です。短文ですみません。
kiyoshiさん、多くの情報を掲載していただきありがとうございました。
船形山(山形県では御所山と呼んでいますが)には山形県側からしか行ったことがありません(4回いずれも夏道で)ところで今回の遭難でも思うのですがGPSとか携帯電話あるいは無線機の必要性と重要性はよくわかるのだがそれらに頼りすぎてはいないのか、と。いずれも電池が切れる危険性があります。やはり冬山は読図と赤旗のつけ方を習熟しておくことが重要ではないでしょうか。赤旗だってなくなればその地点で引き返してきます。
冬の月山や鳥海山での経験で、ガスや吹雪の中の赤旗は生き物いや神様のように思うことがあります。機器類が進化して便利になるほど安易な気持ちで山に行き、基本的な登山が忘れられてしまうような気がします。そんなことを言う私だって偉そうなことは言えませんがみなさんどうでしょうか。
こんにちは。
kiyoshiさん、情報ありがとうございます。
随分前ですが、
札幌近郊の余市岳という山にバックカントリーに入ったスノーボーダーも雪洞で1泊したという報道もありました。
地方の報道ってなかなか全国区で扱われないですよね。
まぁ、雪洞はかなり有効です。
katokenさん
ごもっともです。
機器類が進歩しても道具であることには変わりなく、遭難するのは人間ですし。究極的にシンプルなコンパスを使いこなせない人がGPSを使いこなせるとは思いません。結局のところ、北が分かるか現在地が分かるかの違いでしかないのですから・・。
とはいえ、読図には経験やセンスが必要だし、その辺のところはお店で売ってないので、道具は道具として有効に活用して、地形や天候、風や植生の変化を敏感に感じ取る努力は忘れちゃいけないぞー!
ってとこでしょうか
kiyoshiさんへ
>昨日の記者会見の様子、ごく一部です
情報ありがとうございます。
やはり、相当な悪条件で頂上へ上がってしまったんです
ね。
ルートを失う時点で風か気温が厳しければ、より深刻な
ことになったかもしれませんね。生還されて幸運だったと
思います。
katokenさんへ
>冬の月山や鳥海山での経験で、ガスや吹雪の中の赤旗は
>生き物いや神様のように思うことがあります。機器類が
>進化して便利になるほど安易な気持ちで山に行き、基本
>的な登山が忘れられてしまうような気がします。
私も同じ意見です。今回のパーティーについては情報が
ありませんが、もしかしたら標識布やテープという補助
手段も、所持していなかったのかもしれません。
GPSは、実際に使う場合、地図と地形の判断が基礎に
なりますし、その地図も市販のものをそのまま持ち出して
必ず役立つときと、そうでない場合があります。
今回は地形から夏道のルート通しで行けるようですが、
冬は地形上、あるいは積雪の条件から、夏道を避ける場所
が普通にあります。「地図表示モデル」に頼りきると、使
い方によっては落とし穴になりえます。
GPSが話題に出たので意見を述べさせていただきまし
た。けっして万能ではなく、現場で使う場合の実態をもっと
普及しないとと思います。
それにしても、下山後の会見などを読むと、みなさん、
真摯に山に向かわれていて、このパーティーがなぜ? と
実際の行動・判断とのちぐはぐさを感じさせられました。
ihara1990さんへ
>究極的にシンプルなコンパスを使いこなせない人がGPSを
>使いこなせるとは思いません。
以前(90年代末あたり)は、山でGPSを使う人はほんとに
稀れでした。携帯もある時期までそうでしたし、携帯はほとんど
つながりませんでした。
けれど、そのころの遭難と、今とで、ちょっと様子がまた変って
きた面があるかもしれません。
今度のケースということでなく、一般論ですが、いろいろ便利
になった分、山で自分の命を守る本能というようなものが、だん
だん後退してるんではないかと思えます。
危険の予知能力ということかもしれません。
これもihara1990さんのいう究極的にシンプルな問題だと思い
ます。
私は臆病なので、自分の命を人に預けたり、結果的にそうなる
場面はできるかぎり避けたいと思います。我が身は自分で守りま
す。ところが、最近は、誰が命の責任を持っているんだかわから
ないような事例がふえてきましたね。
船形山遭難1〜2を通して、延べ500人以上の方が、この日記を閲覧されています。多くの方が関心をもたれている、その方向はみんな一緒だと思います。
ヤマレコ会員の皆様は、研修システムを持つ山の会に属している、あるいはかつて属していた方のほうが少数派だと思います。一緒に登っていただけるベテランの方がそばにおらず、単独で、家族で、同じレベルの友人と歩いておられるかたも、いらっしゃると思います。そのような一人である自分にとって、tanigawaさんはじめ、多くのベテランの方の貴重なご意見を聞けてよかったと思います。ありがとうございました。
掲示板ではないので、多くのサジェスチョンが埋もれていくのが残念ですが、日記という性格上やむをえませんね。今後とも、GPS、雪洞など、新たなキーワードでときどき私(達)を啓蒙していただければ幸いです。
最後になりますが、遭難後の会見の様子、もう少し詳しいものを:
<3月5日付けマイタウンアサヒです>
二日目の夜というと、自分が最初の日記を書いていた頃です。ちょっと胸が苦しくなります・・・
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