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波高0.5〜1.0mなら出漁の可能性大
午後便で帰れるように片づけ・荷造り・戸締り＆朝食
波高1.0ｍの揺れでは酔う恐れがあるので少しだけ腹に入れる
明26日に台風(12号)の影響でヘグリが欠航になる恐れがある
なので今日の操業は6時〜12時にしてもらった
6時、ヘグリより一足先に出航
ヘグリ乗り場でノンちゃんが『〇〇さぁ〜ん』と呼んでいる
今日からお母さんと東京だって・・
6：20操業開始
はじめの30個は一昨日投入したもので殆どゼロ
その先からポツポツとタコが上がり始める 少し大きくなっている
順調に進んで約1時間で280個のツボを引き上げる
そこそこの漁獲
7：30 底引き漁の船に引きずられ
もつれて団子になっているツボに突き当たる
ロープが複雑に絡み合った状態で
5つ 6つと沢山のツボが上がって来る
その重さにローラーが悲鳴を上げる
漁労長が 団子状態のその塊りを
あっちこっちと振り分け たちまちツボとロープの山ができる
漁労長の指示で あっちウロウロ こっちウロウロと
まるで戦力になっていないが
1人ではとてもできない〜と漁労長は言う
およそ20個ばかりの団子を引き上げて
1つ目の塊が終わる
約700個のタコツボは はじめ1本のメインロープで繋がれ
その長さは7�劼砲�よぶが
度々切られて 今は3〜4つに分断されており
それぞれに目印の浮子をつけて置くが
その浮子のロープは大型輸送船に切られることしばしばで
中には行方不明のものもある
2つ目のロープは幸いにして 目印の浮子があり
引き上げるとこれも団子状態で
言われるままに行ったり来たりしながら
何とか引き上げる
漁労長にとっては 今日の漁獲以上に
重要な課題をクリアーして 安堵の様子
だが もう1つ大きな団子がある
その3つ目も浮子が生きていて
なく引き上げられるかに見えたが
そこからが本当の難局だった
引き上げようとした塊があまりに大きく
おそらく30〜40個のツボに加えて
錘に沈めている岩までも絡んでいるのか
ローラーの力に2人の力を合わせても上がらず
逆に船が傾いて引き込まれそうになる
数度の試みの末 引き上げを断念
浮子をつけて海に戻し
反対側からの引き上げに切り替える
こちらは浮子が切られている
浮子を切られたメインロープは
サジと呼ばれる突起のついた錘で
海底をさぐって引き上げる
当てもない作業のように思えるが
メインロープに対して交差するように探れば
引っかかるのが当たり前で
相手が投入した場所にあれば
ほぼ探り当てることが出来る
見つからないのは メインロープが
他船に引きずられて そこにない場合
10時半にサジを投入
ところが 運悪くサジのロープがペラに絡んで
操船不能となる
やむなく 漁労長が海に飛び込み
潜って奮闘すること20数分
やっとロープを切って事態を打開
驚異的にタフな漁労長もさすがにお疲れで
『本日』ここまで‥となるも
帰港の操船を助手に任せて
絡み合ったロープからツボを外し
もつれたロープを解きほぐし
終われば獲ったタコを締め‥と休むを知らず
12時帰港の後
すぐに風呂で体を洗ってバッタリ
泥のように眠る間
タコの処理と出荷・保存と走り廻って
17時までが朝飯の前
時化続きの海で わずかなチャンスにかける
怪物漁労長〜Takaさんでした
明日のへぐりは風任せ
欠航も結構と開き直って 午後便での離島を諦め
今夜の釣りに備えて
お気楽に もうひと眠り‥ナノダ
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