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2017年9月24日以来2年ぶりに
八幡湿原・尾崎沼を訪う
前回より1ヶ月早かったので
アケボノソウやトリカブトの花
ルリ色のサワフタギの実
カンボクやガマズミの赤い実は見られず
ナツハゼの実も熟していなかった
代わりにコウホネが咲いていた
木々の葉は幾分疲れを見せ
ウ
左；シロモジ 中；峯太郎ブナ 右；クロモジ
昨年11月に二十数年ぶりに登った大峯山に再度登り
この山の麓で育ち この山を熟知した長老に率いられて
念願の西大峯山への縦走を果たし
ヤマガランドまで歩いて下った
大峯山は標高1050m(三角点1039m)
大合併以前の広島
左；大峯山より安芸の宮島を望む 中；67才ー85才のメンバー 右；西大峯山
2017年6月24日の白馬大雪渓以来、およそ2年ぶりに山行記録(大峯山〜西大峯山縦走；https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1832228.html)
左・カキツバタの残り花 中：八幡湿原マップ 右：赤ソバ
八幡高原の花と言えばカキツバタで、尾崎沼の堰堤の下のハス田でも見られる。
もうとっくに終わっているだろうとの予想に反して、わずかながら残り花が見られた。
アヤメとカキツバタの生育場所の違いは、アヤメが乾湿どちらにでも生育で
左：アブラガヤの仲間 中：八幡湿原案内板 右：マルバダケブキかな?
八幡高原には、尾崎谷湿原、奥尾崎湿原、長者原湿原、千町原湿原などが点在しており、これらの湿原を総称して八幡湿原と呼ばれている。
北広島町のHPによると。
「1950年代の三段峡と八幡高原の総合学術調査で、中間湿原
左：オオズミ 中：頭上の木〜これが親木? 右：リンゴの実(初期)
これが何の実なのかなかなか分からなかった。ヤマナシとかムクノキの実等が候補に上がったが、どうもしっくり来ず、「木の実」の図鑑で検索して「オオウラジロノキ」と言う木に行きついた。
オオウラジロノキは、葉や実がバラ科ナナ
ヒヨドリは少なくとも2種類あるようだ。左の写真はヨツバヒヨドリではなかったが、中の写真(ホソバヒヨドリと思われる)とは別種だったので、そのどちらでもないヒヨドリバナであろう。
近縁種のフジバカマは葉が3裂するのでこれはフジバカマではないようだが、自分はフジバカマを見たことはないので分からない。
左：マツムシソウ 中：コバノワレモコウ 右：ツリガネニンジン
湿原をぐるっと一周して堰堤に戻ると、マツムシソウやツリガネニンジンの花が見られた。これらは堰堤の南側の日当たりのいい斜面に多かった。湿原と言うより草原の花なのだろう。
同じ堰堤の沼側の縁に白花のワレモコウを見つけた。
ヤマウルシやハゼ、ツタウルシが目立つようになってきた。
ヤマハゼとヤマウルシは酷似していて素人目には見分けがつかない。
ハゼ，ヤマハゼ，ウルシ，ヤマウルシ
いずれも葉は奇数羽状複葉で、長さは20〜40�僂糧楼呂世�ハゼが一番小さくてウルシ(植栽)が一番大きく、ヤマハゼとヤマウルシはその中間。
ビッチュウフウロはフウロソウと言ってもゲンノショウコと同じくらいの小さな花で、花弁の色は薄くて花びらにハッキリした濃紅紫色の脈がある。
最初に発見されたのが岡山県だったことに依る命名であるが、愛知県や、長野県南部の限られた地方でも見られるらしい。 フウロソウ科フウロソウ属
サワギキ
シラヒゲソウを初めて見たのは40年も前，奥三段峡だった。沢歩きのさなか、小滝のしぶきを浴びる半日陰の場所にそれはつつましく咲いていた。
一瞥してウメバチソウの変種かと思ったが、れっきとした名前のある別種だった。
レースを思わせるその縁取りは精緻さの極みで、自然のつくりだす造形美に驚きながら
左：サワフタギ 中：ガマズミ 右：アラゲナツハゼ
9月下旬の八幡高原は秋色濃厚で、ハゼやツタウルシ、ニシキギなどの紅葉が始まり、またカンボクやガマズミ、ウメメモドキ等の赤い実が目立っていた。
そんな中に1木だけルリ色の光沢のあるサワフタギの実があり、そのすぐ近くにはナツ
アケボノソウは外見は何の変哲もないただの白い花であるが、近づいて星形に開いた花びらの内部を見ると、黄緑色の2つの斑点とその外側にちりばめられた無数の青い小点の配置の妙が例えようもなく、艶やかさが微塵もない地味な配色にもかかわらず、スッキリした媚びない美しさを感じさせる。
色や形で魅せる花は多い
断糖食と運動を続けながら持病を克服しようと努力しているMさんに、体調管理のための格好のハイキングコースとして、広島市と廿日市市の境にある極楽寺山に登るコースを紹介する目的で観音コースを歩く。
観音台からのコースは数あるコースの中で距離的に最も短く、それ故に最も急斜面を登るコースである。平坦場の
蒼き渓を行けば 深きゴルジュあり
泳ぎぬければ 堂々の滝
滝は見るものに非ず
飛沫に抗いて
直登のシャワークライム
滝の上に硬質の節理美しく
滑滝は跳ねることなく ヒタヒタと
滑るがごとく 舐めるがごとく
幽谷を遡れば 緑の苔筵
シラヒゲソウ
左；チヌ39ｃｍ 中；わし君の釣果（平郡嶋）カサゴ等 右；チヌ6尾
昨年9月，高校の同期会の一部でウロウロ会なるものを立ち上げて、西中国山地・芸北八幡湿原一体を散策した。その時のメンバーを中心に『またウロウロしましょう』と言う声が上がって、西中国山地・吉和立野キャンプ場を拠点に秋の草
6月28日(火)
帰省のチャンスを利用して20数年ぶりに広島市佐伯区の倉重と言う地区から極楽寺山(693ｍ)に登った。
同コースは広島にいる時によく利用したコースなのだが、20年以上前のことなので現在どうなっているかまったく分からないまま機会をうかがっていたところ、ヤマレコで廿日市市在住の
鈴ヶ峰〜武田山間を縦走し､はからずも大茶臼〜武田山間を2度歩く結果となったが､5日前には見られなかったツツジとヤマザクラの花を見たり、ウグイスの声を聴く等の変化があって興味深かった｡
ツツジは鈴ヶ峰西峰辺りが走りで、これから東に進んで行くと言う感じだった｡タムシバが満開をやや過ぎて散り始める
鈴ヶ峰には『ごっとん岩』と言う大きな岩があった。上部が4畳半くらいの広さで高さ3ｍあまりのほぼ直方体の大岩で、よじ登って上に乗ると、その岩全体がぐらりと揺れて動くのだ。その時に『ごとん』と音がするので『ごっとん岩』と言われるようになったものらしい。
実際にそんな音がしたかどうかハッキリした記憶
郷里の広島県西部地方には4月3日に『お花見』と称して豪華(？)な弁当を作ってもらい、山に登って遊ぶ習わしがあった。
通常，お花見と言えば対象は桜だが、この地方で言う花見は桜ではなく、つつじやあせびなどの山に咲く花であったり、ヒサカキの匂いに代表される春の山の匂い，すなわち春の到来そのものである
幼少期，広島市と五日市町の境界に位置する鈴峯と言う320ｍほどの低山を真西から見る位置に暮らしていた。
そこは鈴峯が唯一左右対称の端正な姿を見せる場所で目の前に田んぼがあり、春には水が張られた田に映って上下まで対称な山を見ることが出来た。
今はその風情もなくなってしまったが、当時の風景の記
30年も前の記憶と実際とはすっかり違っていてまるで初めての場所に行ったような感じで、その違いに驚き、また戸惑った。
記憶の中ではもっと平板で明るくて軽い渓だった筈なのだが、実際には陰鬱な淵や瀞場と巨岩が累々とする豪快さが交互する魅力的な渓だった。
シラヒゲソウと言う花を見たのはこの渓が
心ゆくまで 水と戯れる
沢足袋がないのでいつも通り地下足袋での沢歩き。
近頃，地下足袋登山がどうのこうのと言われているようだが、1日中，岩だらけの山道を歩いたり、尖った石の多い沢では圧倒的に不利であるし、長時間の山行で地下足袋の方が疲れない等と言うことはない。
特に横からの打撃
湿原探訪の後、臥竜山林道終点の登山口に向かう。
臥竜山(1223ｍ)には、西側，聖湖キャンプ場のある長者原から登るコース(標高差約440ｍ)，北西側の八幡原公園からのコース(標高差約420ｍ)，北北西に位置する掛頭山(1126ｍ)から縦走するコース等があるが、林道の終点は1100ｍに達していて
高校の同期会『mina桜・ウロウロ会』のメンバー6名で芸北八幡湿原を訪ねる。
芸北・北広島町の八幡高原には、霧ヶ谷湿原や尾崎谷湿原、奥尾崎湿原等の湿原が点在している。現在，東に位置する霧ヶ谷湿原において『湿原自然再事業』が推し進められており、八幡湿原と言えばこの霧ヶ谷湿原を指すかのような扱わ
西中国山地・細見谷
細見谷は広島県西部・西中国山地十方山北西の水越峠を源流とし、十方山と五里山の水を集めて両者の間を南西から東にと流れを変えながら下り、立野CP場のすぐ下流で吉和川に合流する長大な谷で、合流する吉和川は冠山を源流とする太田川の本流であり、最後は七つの川として広島市の顔となり瀬戸
我がふるさとの山，西中国山地の臥龍山が痛ましい事件の舞台にされ、全国にその名を知られることになるとは思いもよらなかった。西中国山地の山々の中でも特に好きな山だっただけに、山の素晴らしさでなくこのような陰惨な事件の舞台として取り上げられたことが腹立たしく残念でならない。
臥龍山は標高1223
日記
カテゴリー「ふるさとの山」の日記リスト
全体に公開
2019年 08月 27日 22:10ふるさとの山
秋色〜八幡湿原・尾崎沼
2019年 05月 07日 10:16ふるさとの山
大峯山は湯来・佐伯の山
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2019年 05月 06日 12:29ふるさとの山
大峯山〜西大峯山縦走
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2017年 10月 19日 13:14ふるさとの山
名残りのカキツバタ ＆ 赤ソバ〜八幡湿原・尾崎沼10
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2017年 10月 18日 12:54ふるさとの山
ヌマガヤーマアザミ群落〜八幡湿原・尾崎沼9
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2017年 10月 17日 11:39ふるさとの山
オオズミ〜八幡湿原・尾崎沼8
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2017年 10月 16日 17:42ふるさとの山
ヒヨドリ2種…〜八幡湿原・尾崎沼7
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2017年 10月 15日 10:14ふるさとの山
白花のワレモコウ〜八幡湿原・尾崎沼6
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2017年 10月 14日 13:20ふるさとの山
ヤマウルシ，ヤマハゼ，ツタウルシ〜八幡湿原・尾崎沼5
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2017年 10月 13日 13:20ふるさとの山
ビッチュウフウロ・サワギキョウ〜八幡高原尾崎沼4
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2017年 10月 12日 11:47ふるさとの山
シラヒゲソウ〜八幡湿原尾崎沼3
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2017年 10月 11日 09:26ふるさとの山
赤，青，黒〜八幡湿原尾崎沼2
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2017年 10月 10日 09:14ふるさとの山
アケボノソウの美しさ〜八幡湿原尾崎沼１
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2016年 01月 11日 15:34ふるさとの山
極楽寺山〜人生初体験・下って登る逆登山
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2013年 05月 23日 08:57ふるさとの山
蒼き渓
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2012年 03月 27日 22:31ふるさとの山
鈴ヶ峰〜大茶臼山縦走
3月28日(水)，鈴ヶ峯〜大茶臼を縦走。
計画の概要
1：参加者各位が最寄り，またはお好みのコースから鈴ヶ峯東峰に登り、東峰で一堂に会してから、大茶臼山を目指して歩きます。下山は三滝寺。
2：本隊は鈴ヶ峰西峰〜武田山の縦走を目指しますが、参加者各位はそれぞれの体力，その他の条件やご
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2011年 09月 01日 10:42ふるさとの山
ウロウロ会
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2011年 06月 28日 19:41ふるさとの山
ふるさとの山・極楽寺山に登る〜初対面の山仲間
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2011年 04月 13日 07:14ふるさとの山
瀬戸の自然
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2011年 04月 11日 09:51ふるさとの山
ツツジ、ヤブツバキ、タムシバ咲く瀬戸の春山
30年ぶり，鈴ヶ峰〜武田山を縦走
4月10日(日)快晴。
鈴ヶ峰東峰8:45の集合に向けて7:15に岳君宅を出、同30最西の登山口から登り始める。先週はまだ咲いていなかったツツジの花を見ながらゆっくり登って1時間弱で西峰。さらに10分少々で東峰に8:40着。男性が1人日向ぼっこをしていたが、今日
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2010年 12月 30日 04:23ふるさとの山
ごっとん岩見つからず
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2010年 12月 27日 18:22ふるさとの山
お花見山
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2010年 12月 22日 20:50ふるさとの山
武田山連峰西半分・・・鈴峯〜鬼ヶ城山〜大茶臼山・・・縦走路調査
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2010年 09月 08日 09:58ふるさとの山
変化と記憶のはざ間
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2010年 09月 06日 03:59ふるさとの山
奥三段峡
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2010年 09月 04日 03:32ふるさとの山
臥竜山にて瞑目す
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2010年 09月 03日 01:33ふるさとの山
芸北八幡湿原・尾崎沼
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2009年 11月 16日 13:53ふるさとの山
細見谷遡行記録
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2009年 11月 13日 11:24ふるさとの山
臥竜山〜ふるさとの山
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