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ミカン畑を荒らしているのはイノシシである。
2年前ほど前から降ってわいたような被害で
平郡島では考えもしなかったことである。
彼らは本土、または近隣の島から海を泳いで渡ってきた。
鹿が海を泳いで渡ることは聴いていたが
イノシシは初耳で ちょっと信じられなかった。
ところが その動画がFBで公開されて
彼らの泳ぎっぷりが明らかになった。
犬かきのようなむしゃらで必死な泳ぎではなく
結構優雅に泳いでいるように見える。
なぜ彼らは海を渡らなければならなかったのか‥!? と言われると
『人間に追われて〜』とは言い切れない気がする
シカが異常に増えているのと同じで
イノシシも単純に増えすぎたためではないだろうか‥。
ここは山口県の東部だが 広島県の西部には
人口よりイノシシの方が多い〜等と言われた町があった。
また子どもの頃『イノシシは一晩に30里を走る』等と
聴かされたことがある。
それはあり得ない誇張だと思うが
相当な行動力があることは想像できる。
増えすぎた原因には 人間も関わっているかもしれないが
イノシシを積極的・大々的に駆除しようとするよりは
防護するか 追い払うのが関の山で
彼らの種の保存を脅かすような圧力はなく
餌も豊富にあって 増え放題なんじゃないかと思う。
移動する先に海があり その先に陸が見えていれば
彼らは敢然と 海に飛び込む動物だと言うことだろう。
木の周りにだけ 金属柵を施した人がいるが
いとも簡単に押し倒されてしまったらしい。
畑の外周を柵(1枚350円)で囲うためには
100枚必要として 3万5000円かかる
ぐるりと囲めばその倍は必要で
それを頑丈に設置するための工事費もかかる。
そうだとすると 電柵の方が安上がりかもしれないが
それを生業としている訳ではないので
管理放棄もやむを得ないかと思う。
まだしっかりした木をバッサリ切るのは切ないが
ミカンミバエの問題もあって
管理しない木は 伐採が義務づけられている。
泳ぐイノシシ〜動画。
FB『物語りが始まる島・平郡島』
https://www.facebook.com/heigunstory/?pnref=story
10月27日の動画。
https://www.facebook.com/heigunstory/videos/1634613756792798/?pnref=story
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