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すでに海水に浸けて血抜きしているが、改めて海水で24時間解凍・血抜きした後、下肢から関節・骨外しにかかる。
1；膝蓋の靭帯〜強力な靭帯が大腿骨と脛骨を覆っている〜を切る。靭帯は白くて硬いので骨との見分けがつきにくいが、指で探り当てて切る。
靭帯を切ると車輪のような大腿骨末端が現れる。この時点で膝の機能は失われ、下腿はブラブラになる。
2；脛骨・腓骨に沿ってカッターの刃を入れ、骨と肉を切り離す。脛骨の前面(向う脛)には筋肉がないので、そこから骨に沿って周りの筋肉を切り剥がす。骨が1本だけならそれで取れる筈だが、下腿には腓骨があるのが厄介で、先に腓骨関節を切り離したとしても、いずれ筋肉を縦に裂く必要が出て来る。時間短縮のため、下腿の太い筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋＝ふくらはぎ)を縦に裂いた。
3；下肢下腿の筋肉。筋状の白いのは腱。筋肉が筋膜に包まれているのが分かる。筋肉を裂くのでなく、その筋膜に沿って手で骨までかき分けてから骨と筋肉を切り離すことができればベストなのだが、経験が浅くててそこまで気が廻らない。
次は大腿骨を切り離す。
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