爪痕はクマ，食痕はサル，足跡はシカ

2013年03月05日 00:29生き物達全体に公開

　3月3日，大菩薩峠から富士見山荘への道で見かけたこの食痕は何？

　樹種はコメツガ(多分)。大菩薩ではシカの足跡がものすごくて、ここでも根基に向かう足跡はシカのもの。
　でもシカにこんな食べ方はできないはず・・。

　そして食痕の上部にはくっきりとクマの爪痕。
　クマがこんなに丁寧に樹皮の甘皮を食べるのだろうか・・？

　食痕はサルのそれ(写真4：森くら・アカマツ)に酷似するが、食み跡の歯形が微妙に違う気もする。

　教えて下さい。
　これは何の食痕でしょうか・・。

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hachi

RE: 爪痕はクマ，食痕はサル，足跡はシカ
はじめまして

私もこの種のものは熊の仕業と書いております。
この木の上部に熊が登った時の爪跡が上の方まで付いている場合は間違えなく熊だろうと思います。

しかし、写真２はもしかするとこれは熊の爪跡ではないとも思っております。鹿が木の皮を履くとき、木の皮を引っ張ってそれが剥がれるときに付いた（一様ではない）跡ではないかと考えています。

これはあくまで推測ですが、こんなもの山の中で見ると意気消沈しますね。

誰か詳しい方の書き込みがあるとよいですね

2013/3/5 22:02

nobou

RE: 爪痕はクマ，食痕はサル，足跡はシカ
　hachiさん　コメント有難うございます

　ネットで調べて見ました。熊には皮剥ぎと言う行動が見られ、これをクマハギと言うそうです。皮剥ぎの目的が何のためかは不明とか・・。
　カワハギ行動はシカにもあってこちらはシカハギと言うそうです。
　シカハギはクマハギに比して細くて引きちぎられた皮が根基に散乱し、クマハギは幅広い皮が根元にくっついたままになっていることが多いようです。

　『シカハギは剥がされた後の木部に歯形が残っておらずつるっとしているか、ノミでえぐった様な歯の跡が縦にも横にも斜めに残っているのが特徴です』とありました。
　写真左・中はまさに『ノミでえぐった様な歯の跡が縦にも横にも斜めに残っている』ところから、これはシカの仕業とするのが妥当かと思われます。
　シカがこう言う大きな木に対しても食害を与えていることは知りませんでした。

　樹皮剥ぎの見分け方　　↓
　http://www.cc.rd.pref.gifu.jp/forest/rd/kankyou/mori100601.html

2013/3/7 11:37