昨日の朝のこと・・。陸前白沢と言う駅で6時42分の1番列車に乗るべく下り線の2番ホーム(向かい側)に一旦ザックを運び、まだ30分もあったので待合室に戻っていたところ、突然踏切の警報機が鳴り始め『1番ホームに下り列車が入ります』のアナウンスが流れた。
『ええッ 何で・・？』と思ったが、『おかしい・・？』と考える前に反射的に体が動き、大急ぎで向かいのホームに置いたザックを取に戻るために踏切を渡った。その時、猛烈な勢いで突進してくる列車がチラリと見えた。 (この時気づかなかったのがおかしいのであるが・・)
後で考えると、警報機の鳴り方が各駅停車のようなのどかなものではなく、はるかに速い鳴動で、また列車の勢いがこれから停まろうとするスピードではなかったのだが、その時は荷物を取りに戻ることが最優先だった。
ザックを片背負いして大急ぎで1番ホームに戻るべく踏切に急いだ。この時はまだ列車がホームに停まるものと考えていた。列車は停まるのだから踏切を渡っても大丈夫，1番ホームに駈け込めばいいと・・。
その間，停まる筈だと思っている電車と競争なので一度も列車の方を振り向かなかった。
そのまま一気に踏切を横切ろうかとも思ったが、その時になってやっと列車がスピードを落とさないことと警報機の鳴り方の違いに気づき、咄嗟に踏切から離れた。
列車はものすごい勢いで傍らを通過。その後しばらくの間、自分が振り向きもせず右に曲がって一気に踏切を渡ろうとしている映像が、払っても払っても浮かんでくるのに悩まされた。
思い込みの原因は2つあって、1つは瀬戸内の旅の際，広島に着く前に時計が5分も遅れて慌てて降りると言うことがあり、時計がイマイチ信頼できなかったこと，もう1つは駅の時刻表を見間違えたのかもしれないと思ってしまったこと・・。つまり自分自身をも信頼できないことが多くなっているのだ。
さらにつけ加えれば、こんな時間に急行列車が通ることを全然念頭に置いていなかったことも・・。
自分は思い込みで反射的に動いてしまうことがよくあるが、この出来事は自分の死に方を暗示している気がした。多分，大きな思い違いでドジな死に方をするのではないかと思う。
生涯現役を標榜する立場から言えば旅先で死ぬことは本望であるが、まわりに迷惑をかけない死に方等ありえないにしても、これではかける迷惑が大きすぎる。死に方も難しいものだ。
拍手するのも・・ですが
勘違い・・ありますね・・なにげに思い込んで・・
つい、このまえに下山でルートミス
これも後で思うと・・あそこでなぜ・・痛恨のミス
でした・・
冷静にって難しいですね
でわでわ
よく、高速道路で逆走する事故なんかがありますが、あれも思い込みによるものなんじゃないでしょうかネェ・・。
一瞬，自分の立ち位置を忘れたり、間違えたりする『魔の瞬間』があるような・・。
これも年をとると言うことか、それとも生来のものでしょうか・・？
父親にはよく言われましたよ。『お前はそそっかしい！』と。そう言う父親も早飲み込み，一人合点タイプの慌て者でしたが・・。
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