なぜか?考えるに、この45分の番組だけでは、語りきれない膨大な調査からいくつもの仮説を立て、その上で今回のルートの検証があるのですが、そのことには触れられていないからです。
なぜ、西側からの早月尾根に注目し、早月尾根北側の白萩川でなく立山川沿いを進み、尾根に上がったのか、今回のコースをどうして仮説として最後まで残したのか、高橋大輔氏の著書「剱岳−線の記−平安時代の初登頂ミステリーに挑む」を読むと詳細に書かれています。
また、立山川から尾根に取り付いた「ハゲマンザイ」という地名を古地図に見付け、その地名が意味する所も仮説を立て、このルートを選んだ理由を記しています。
さらに、ルートと同時に、誰が開山したのか、誰が登って錫杖頭と鉄剣を置いたのかの仮説も立てています。
僕は偶然にも、数日前に氏の著書を手に取って読み終わっていたので、今回はかなり興味深く視聴することができました。興味のある方は、前掲の著書を手に取ってみると、番組だけでは分からなかったことがさらに分かると思います。
追記:この著書は今年8月に発行されたばかりなので、ドキュメンタリー作成時には分かってないことも書かれていると思います。テレビ撮影のことも少し書かれていました。
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