コースに顔中血まみれの少年が！

2012年12月30日 17:12バックカントリースキー＆テレマーク全体に公開

滑っていたら、コースの端に顔中血まみれのボード少年が一人でうずくまっておりました。

たまたま家族との集合場所だったのですが、私は最初気がつきませんでした。
先着していた妻が先に気がつき、よく見ると上着も血まみれ！
この状況で考えられるのは激突でしょう！一刻の猶予もならん！

早速声をかけてみましたが、鼻声だけどもはっきりした受け答え。まずは一安心。
では次はパトロールに。でも電話番号わかんない。え？ケータイ持ってるって？じゃあ親に連絡しようということで。
でも、電波状態が悪く途中で通話が切れる！アセる私。

何回かの通話中断のあと、父親にあんたの息子がコース上でケガをしているが意識ははっきりしているので安心しろ、と説明している最中に何やら少年と妻が私を止める。
え？なになに？ケガはしていない？どこにもぶつかってない？？？？？？じゃあなんで？

単に鼻血が出ただけ？要はのぼせたってことッスか！
ああ、よかった！

とりあえず家族に連絡もつき、すぐ来るとのことなので位置を教え、少年の安全確保を行い、タオルをあげて止血をしつづけるように言ってその場をあとにしました。

「事後感」
こういう場面にいきなり出くわすと軽くパニクります。
自分でも似たよう目に合ってるし、娘もスノボーで腕を折った現場にもいたし、深雪に頭から埋まった仲間を救出したこともあるのにです。
今回だってもっときちんとした対処もあったのではないかと思います。せめて家族が来るまで一緒にいるべきだったのでしょうか…？そういえば私自身スキーも脱がないで介抱してたし…。まだまだ未熟者です。

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