宇治に行くのであれば、平等院とお茶ですよね。お昼時であれば、宇治川縁の料亭で懐石弁当も楽しめそう。ということで、嫁さんが予約した料亭「竹林」で京弁当の「あさぎり御膳」をいただきました。写真のお弁当とたけのこご飯のほかに、抹茶豆腐に上品なお出汁をはった椀物の「湯葉しんじょう」が付きます。宇治川の桜を眺めながら、密を避けて、家族3人でゆっくり桜と春のお弁当を楽しみました。
そして、平等院鳳凰堂。10円玉に描かれた「鳳凰堂」でその名が知られる世界遺産、古都京都の文化財の1つでもあります。永承7年(1052)に、時の関白藤原頼通によって開かれました。この世に極楽浄土を再現するために造られたとされ、その美しさは今も変わることなく残り続けています。特に今回は本堂の内部拝観を予約し、はじめてご本尊を拝謁しました。美しい阿弥陀如来坐像が鎮座しています。平安時代、宮廷や藤原家御用達の平安時代最高峰の仏師・定朝(じょうちょう)が手掛けた仏像として現存する唯一の作品です。もちろん国宝に指定。鳳凰堂内の国宝だけでも、その数なんと74点もあるとのこと。また、境内には、国宝や重要文化財が多く納められた博物館「ミュージアム鳳翔館」があります。国宝である平安時代の「梵鐘」を始めとして、十一面観音菩薩立像などの貴重な文化財、最新のデジタル技術を使用した平安時代の平等院の復元映像もあります。普段はなかなか知ることのできない平等院の歴史と文化について触れることができました。
さらに、宇治と言えばやはり宇治茶。参道沿いにある宇治茶の専門店でお抹茶を購入。帰宅後、久しぶりにお茶を立てて、茶菓子とともにいただきました。春の息吹を感じた週末。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する