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写真2:処方された10日分の湿布
木曜の午後、会社の室内で歩いている時に不注意で右太腿を机の縁にぶつけてしまった。私は視力障碍で視野が欠けているのでこのようなことはよくあるのだが、今回の痛みは尋常ではなく当日夜は痛みで眠れないほどだった。それでも打った場所の皮膚は赤く腫れるでもなく、見た目は健常。でも触るとかなり痛い。この点は3年前の左膝靭帯断裂の時と同じだ。歩くことは可能で右足に体重をかけても痛みは出ないので骨に異常が無いのは確か。でも「普通の打撲」以上のヤバい怪我じゃないとは言い切れず、心配なので医者に行くことにした。整形外科は3年ぶりだ。
診断の結果は普通の打撲で、筋肉の深い場所での内出血あり。どうりで外から見た目で分からないはずだ。医者はかなり腫れていると言ったが、皮膚の色が変わっていないと素人目では腫れているかどうか全く分からなかったのは、膝靭帯断裂の時と全く同じだった。
超音波検査の映像で筋肉内に溜まった血腫を見せてもらったが、血腫が大きい場合は注射で血を抜くとのことだったが、今回はそこまでの大きさではないとのこと。この痛みでその場所に針を刺されたらあまりの痛みで死にそうだ(

靭帯断裂と違って継続的な通院は不要で、10日分の湿布を処方され、これを使い切ってもまだ痛みが残るようならまた来てねとのこと。回復には少なくとも10日程度かかるということか。
打った場所は右太腿表側の大腿四頭筋で、これは登山で最も酷使する筋肉だ。登り、下りなど坂で使う。よって怪我後の日常生活で最も痛みを感じる場面が階段の上り下りで、現状ではほとんど右足が使えず手摺にぶら下がっている感じだ。床から立ち上がる時/床に座る時もこの筋肉を使うので、トイレに立つのが面倒になる

会社では椅子を使っているが、椅子からの立ち上がり/座る時の筋肉への負荷は床からのそれと比較すればかなり減る。車への乗降でかなり痛いのはちょっと意外で、これは地面から車のフロアまで足を上げる時。また、ブレーキを踏むときはこれまた足を上げるので痛い。
これらに対して平地を歩くときは意外と痛くない。逆に言えば大腿四頭筋を鍛えるのに平地のウォーキングは効率的とは言えない。自転車の方が格段に痛いので、登山のトレーニングにはサイクリングの方が効果的だろう。
でもやっぱり階段の登り下りが他の行動と比較して格段に痛いので、日常生活ではエスカレータやエレベータを使わずに階段を使うのが山のトレーニングに効果的らしい。ちなみに私は日常生活で階段しか使わないが、さすがに今の状況では階段使用は不可能に近いので、会社ではエレベータのお世話になっている。通勤は普段は自転車だが今は車で通勤だ。
回復まで10日前後かかるとなると気になるのが膝の可動範囲が狭まらないかどうか。膝には異常は無いが膝を曲げると筋肉がかなり痛いので、現状では膝はほぼ曲げられない。靭帯断裂の時は僅か2週間のギプス着用で膝関節が完全に固まってしまい、厳しいリハビリを重ねても可動範囲が元に戻るまで1年近くかかった。今回は膝は完全固定ではないのでそこまではいかないと思うが、影響が出ないかどうか心配だ。
それよりも筋力低下の方が大きいかも。今は激しい痛みのため全く筋肉に力を入れることができない。寝たきり等で日常生活で全く筋肉を使わないと1日で3〜6%、1週間で10〜15%、1ヵ月で約50%の筋力低下が生じるとのこと。もし1週間のブランクがあると回復に1ヵ月かかるとも。筋肉を酷使する登山ではもっと影響が長引きそう。
幸い、今は梅雨の時期で長野市では今日は夜明け前から雨(今は止んでいる)。梅雨の間に怪我を直して高山植物満開の時期には北ア通いに復帰したい。でも梅雨の時期にしか見られない花もあるんだよなぁ・・・・(

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