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2016年05月22日 21:08山と鉄道全体に公開

京都鉄道博物館からの新・京都展望

 去る4月末、鳴り物入りでオープンした京都鉄道博物館。基本的には、元々あった梅小路蒸気機関車館に、大阪の弁天町にあった交通科学博物館の展示車両を移し、さらに新しいコレクションも加えたものですが、とにかくまぁJR西日本が持っている貴重な鉄道遺産が一同に会することになりました。その結果、歴史の街・京都に近代化遺産としての鉄道も加わり、さらに館内は展示車両に合わせて《昭和》をコンセプトにしたいろいろなディスプレイもあり、総じて電車大好きなお子様や「大きなお友達 」だけでなく、昭和情緒にタイムスリップしてみたいフツーの人々でも結構楽しめる かと存じます。

 そんな京都鉄道博物館、先週金曜日に京都での会合に出席したついでに時間を確保し、サクッと初物食いで見物して参りました。梅小路蒸気機関車館時代は何度も来たことがあり、新たな展示車両の多くも知っている車両だけに、必ずしも鉄ヲタ的に目新しいわけではありませんが、やっぱり多くの車両に囲まれて昭和気分に浸りたい鉄ヲタなオッサンにとっては魅力があるわけです、はい

 というわけで、幼稚園児や小学生などの遠足、あるいは団体ツアーの人波がサーッと引いて行く頃合いの午後3時に到着し、夕方5時半の閉館間際まで、ひたすらシャッターを切りまくりながら 見物して回ったのですが、同時に……山にも登るヘタレハイカーのはしくれとして、面白いことに気がつきました。

 SLの転車台&扇形庫ゾーンと本館を結ぶ連絡デッキからの眺めが良い!!

 京都というところはグルリと山々に囲まれ(京都トレイル、いつか完歩したいっす……)、東山とか嵐山とか、山に近い寺社仏閣ゾーンを訪ねれば、それなりに山の眺めを味わうことが出来ます。しかし洛中の中心街は、京都タワーや高級なホテルの上層階にでも行かない限り、基本的にはビルや町家の谷底を歩くようなもので、碁盤の目の真っ直ぐな街並みは次第に飽きて来ます (私だけ? )。どこかしらで「ホッ」と一息つけるような展望スポットが欲しい……。
 そんな中、転車台越しに比叡山がドーンと見えたり、東海道線と東寺の奥に洛南の山並みが連なっていたりすると、結構スカッとした気分になります

 いっぽう館内ですが、この展望ナイスな連絡デッキを何往復もしますと、結構な登り下りになり、山登りをせずとも筋肉が鍛えられる……わけないか 。本館の2階だか3階に上れば、上から展示車両を見下ろすことも出来ますし、大きなレストランでまったりすることも出来ます。

 ちなみに、上でも既に記しましたが、この手のお子様も沢山訪れる博物館的施設を訪れるなら、お子様とその親が帰る午後3時以降が激しくオススメです。午後4時のSL最終運転にも乗れますし

 また、基本的には京都駅からバスまたは徒歩 (約20分)、または山陰線 (最近は嵯峨野線と呼ぶそうで……) の丹波口駅から徒歩 (約10〜15分) で行くのですが、個人的には阪急京都/嵐山線の桂駅から京阪京都交通バス (2・14・28系統) で行くのもオススメです。
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コメント

RE: 京都鉄道博物館からの新・京都展望
bobandou 様

いいですねー!
こないだタモリ倶楽部でもやってましたね♪ わたしも行ってみたいです(///∇///)

夕方がねらいめなのですな!
いい情報、ありがとうございます\(^o^)/
2016/5/22 21:46
>bubunaさま
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
あらら、ブラタモリではなくタモリ倶楽部で扱ってしまっていたのですね〜(→深夜放送は寝るため見てない ^^;)。まぁいずれにしても、タモリさんが興奮していたということは、多くの鉄にとっても間違いなく楽しめるスポットということで……。

個人的には、新装開館に合わせて、SLスチーム号の客車が遊園地のゴンドラ風のものから、コンテナ車をベースにした新客車に改められ、なかなかカッコ良かったことに感動しました。  あと、本館内で電気機関車 (EF66) やディーゼル機関車 (DD51) が、まるで空を飛んでいるかのように展示されていたのが良かったですね (床下の構造も丸見え) 

ただ、大宮の鉄道博物館とは異なり、車内に入れない展示車両が余りにも多いのがトホホです。マロネフ59やスシ38のような、もはや重要文化財級 (?) な戦前の特急用豪華客車の車内に入れないのは仕方がないとしても、80系電車とか、中に入ってみたかったです……(大宮ではクモハ40やキハ04のような戦前製車両の中に入れますので)。

それはさておき、人混み嫌いな単独行者なもので、お子様が多数集まりそうな施設には、ここに限らず必ず午後3時以降に訪れるようにしています。大宮の鉄道博物館とかも、夕方に行けば本当にゆったりまったりと見物できたりします……

京都鉄道博物館の場合、まだまだ開業フィーバーということもあって、16時のSLスチーム号最終運転とその後のSL転車台入りまでは、一般の観光客が結構います。でも、とにかく幼稚園児や小学生の大集団がいないというだけでもホッとします。そして、16時半を過ぎると、本当にスカスカになって行きます……。ただ、おみやげグッズコーナーだけは、営業時間終了間際でも凄まじい人混みでした (皆さん最後はそっちにいたのね、ということで……^^;)。

そのうち、夜間ライトアップ公開とかもやって欲しいものですが、これはこれで三脚やら何やらを抱えたバリ鉄ヲヤジが大集結しそうで、はっきり言ってノーサンキュー……。人混み嫌いな「まったり・しみじみ系鉄」にとって、安息の地やタイミングを探す旅はまだまだ続きます…… 。長文レス失礼しました〜
2016/5/22 22:28
まったりしみじみ鉄
bobandou 様

まったりしみじみ鉄、激しく同意します(^_^) 鉄道ものにはなかなか安息の地は少ないものですね…(._.)

鉄博には休日チビと一緒だけではなく、平日の昼間にも行ったことがありますが、社会科見学とおぼしき小学生の群れに囲まれ、泣きました…(T-T)

あそこは、17時以降?にしかアルコール類の販売がないらしく、16時半頃に軽食コーナーでビールを飲もうとして売ってもらえず泣きました…。ドイツ系とおぼしき、異国のおじさま鉄が、楽しそうに一人で見学してて、最後に嬉しそうに長いソーセージとビールを飲もうとして、やはり売ってもらえず、しかも説明もしてもらえず (日本語で説明されてました…)、悲しそうに、水を飲まながらソーセージを食べている姿がまだ記憶に残ってます…(T-T)

来週は、チビとの京急イベントです。
まったりしみじみ系は、封印です…(._.)
2016/5/24 11:06
>bubunaさま
こんにちは、レスへのレスどうもありがとうございます!
本来、まったり・しみじみ出来る鉄道スポットは、探せばもっとあるはずですが、「山や海の景色が良いところを古い車両のボックスシートに揺られて、駅弁に舌鼓を打ちながら……」という当たり前のシーンが、最近はロングシート化や、同じことを考えている観光客の狙い目になったりした結果、なかなか得がたくなっているところです。この手の博物館や車両展示イベントも、人が多すぎますしねぇ〜

というわけでとにかく、多少の出費やアテが外れる可能性は覚悟しつつも、なるべくまったり出来る時間を狙いに行かなければなりません。ローカル線でしたら、大きな街からの往復には向かず、かつ学生も乗らない時間帯=「早朝の、人の流れとは逆方向」が美味しいですし、イベントでしたら総じて、お子様やその親が疲れて帰る終了間際でしょうか?! 大宮鉄博の平日の昼間攻略は、幼稚園〜小学校の新学期早々や学期末間際の「給食は始まったけど、まだ社会科見学や遠足には行かないタイミング」が狙い目かも……。

ま、山登りで激混みを避け穴場を狙うという発想と、実は全く同じだったりするのかも知れません

鉄道車両に囲まれながらビールを楽しむタイミングはなかなか難しいですね (笑)。大宮鉄博は夕方以降も開館しているため、5時まで待てばビールが出てくるというのはまだマシかも知れません。梅小路の場合、5時半閉館のため、レストランは4時半にオーダー終了ということで、折角多くの客が去ったタイミングにレストランに入ってビールを飲もうと思っても不可で、泣きました…… (その代わり、ここは昼間からビールが出てくるのですが、当面人が多すぎるのが難)。

大宮もそうですが、本当に楽しめるのは、開館から2〜3年経ってフィーバーが去った頃合いでしょうか?!

今度の日曜日は山ではなく京急久里浜イベントですか……どうもお疲れ様です 。ただでさえ京急沿線のお子様連れファミリーが大集結するカオスなイベントであるうえに、今年は台湾鈍行色(Blue Sky Trainに白帯) と西武色 (=Happy Yellow Train) の並びが予想され、さらに京急オリジナル・バスコレクションの新製品即販もあり、大きなお友達も殺到しまくるでしょうから 、くれぐれもお気を付けて……。天気が良ければ物販コーナーとかホコリが立ちまくりですので、マスクがあると良いかも知れません。

私も久里浜イベントに参戦し、そのついでに観音崎あたりで赤線延ばしをしようかと思っていたのですが、鉄道イベントは去る土曜日の秩父鉄道イベントでフィーバーして燃え尽き (笑)、京急の台湾色は既に何度も撮っていますので、2週間ぶりの山歩きにしようかと迷っています
2016/5/24 13:10
RE: 京都鉄道博物館からの新・京都展望
bobandou様

 梅小路に行かれたのですね。
 私も、ゴールデンウイークに関西に出かけて、USJと梅小路に子供を連れて行ってきました。親戚が京都にあって、宿泊費がタダなので行ったまでですけれど。

 私達が行った5月4日は17000人の入場があった日で、入場待ちの長い列に並びましたが、鉄道会社の人を捌くノウハウはすばらしく、10分ちょっとで入場できました。

 物価の高いUSJに比べて、梅小路の方は中学生まで500円で入場できて助かりました。しかし、ジオラマ見物や運転シミュレーターは整理券をとることが難しく、館内をざっと見ただけでした。

 梅小路は、以前から蒸気機関車のメンテナンス工場を兼ねており、大宮や名古屋港のように単なる展示施設ではなく、鉄分の大変濃い施設になっていました。

 梅小路を見学した後は、歩いて東寺の五重の塔まで行きました。

 なお、京都の一周トレイルは、伏見稲荷の鳥居の道や、比叡山延暦寺の境内、鞍馬山などを通る道ですので、機会があれば是非歩いてください。
2016/5/24 22:54
>shokunpapaさま
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
既に新装成った梅小路に行かれたのですね! ……しかも何と、黄金週間中とは!!
学校に通っているお子さんを連れて行かれる都合上、初物食いをしようとしたらどうしてもそういうタイミングになってしまうのかも知れませんが、17000人とは……どうも本当にお疲れ様でした (@_@)。

とくに体験的な展示は出番が回って来ようはずもなく、とりあえず車両が沢山並んでいる光景に驚き、窓から車内を覗いて「古い車両はこうなっているのか……」と感心したりするのがせいぜいだったでしょうが、とりあえずお子さんに対しては「連れて行ってやったぞ」というアリバイを作ったことにはなるのでしょうか?!

ま、それでも、これだけ貴重な産業遺産が勢揃いしており、見物するにもそれなりに時間がかかるところで、入場料は大人でも1200円ですから、良心的な部類には入るでしょうね。もちろん、SLスチーム号に乗るには別料金がかかりますが、それすらもUSJのアトラクションよりは全然安く、しかも筋金入りのホンモノ……。

とりあえず人が多いのは仕方がないとして、今後も折に触れて訪ねたいところですね 。元からあったSL整備機能も、連絡デッキの上から丸見えな新整備工場の建設によっていっそう完璧になり、SL整備技術の伝承にも大きな前進となりましたし♪

京都トレイル、都会のすぐ脇とは思えないほど変化が大いにあり、しかも全部歩くと70km超とボリュームも満点ですので、是非そのうち中山道か東海道を完歩して、京都トレイルにつなげて行きたいと思っています。いつになるのかは全く未定ですが……
2016/5/25 19:51
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