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しかし、そんな大自然ぶりがある意味で災いして、奥多摩へと分け入るJR青梅線はしばしば野生動物と衝突して運休となります。さる連休最終日、午後の東海道線に乗っていたところ、ドアの上に現れた運行情報が、鹿と衝突して青梅線・青梅から先運休……と告げていました。遅延の被害を受けられたハイカーの皆様にはお見舞い申し上げます (^^;
そんな出来事と相前後して、JR東日本・八王子支社が、とんでもない発表をしました。何と……青梅線の青梅〜奥多摩間を「東京アドベンチャーライン」という愛称にするとか……。
https://www.jreast.co.jp/hachioji/info/20180914/20180914_info03.pdf
ただ個人的には、今年の夏にも「特急山かいじ」という大ハズレ企画をやらかした八王子支社が、一体どんなセンスでこんなネーミングにするんだべか……と思わず絶句してしまいました。
Adventureは冒険・危険というニュアンスも孕んだ英語ですから、鹿と衝突して電車が運休になるという点では、運転する側からすれば確かにadventureであるわけですが、何かどこかの絶叫系テーマパークみたいな気もします。そもそも、奥多摩で山登りや水遊び、それに隠れ家的な宿や酒蔵や店で美味いものを食べようとする客が、冒険というかスリリングなものを求めているわけでもないでしょう。何よりも重要な点として、奥多摩に向かう客は「東京都なのに東京とは全然違うもの=奥多摩」を求めて来るわけですから、そこにムリヤリ「東京」をねじ込んで来るのは、どう考えてもリサーチ不足の誹りを免れますまい。
要は……奥多摩が首都圏でどういう位置づけなのかを知らない外国人を、何とか青梅線に引っ張り込んで来ようという策略なのでしょうか?

そうではなくて、何故単純明快に「奥多摩渓谷ライン」ではダメなのですかねぇ……

湘南新宿ライン・上野東京ライン・仙石東北ラインといった、列車の進み方や場所を単純明快に示したルート名はそこそこ根付いている、または根付きつつあると思うのですが、東北のローカル線に付けられた愛称ってどの程度地元では馴染んでいるのでしょうか。何処を走っているか全くワケワカラン「東武アーバンパークライン (正式名称は野田線。鉄ヲタ界での通称はアーパー線)」と同じ程度に意味不明な愛称との評価を受けるでしょう。いやそれ以上に、歴史的駄作との誉れ高い「E電」と同じレベルのものとして、次第に忘れ去られて行きそうな……。
今にして思えば、バブル崩壊後の縮み行く日本経済の中で、利用者増とイメージアップを図ろうとして、鉄道事業者が取って付けたような愛称を考え出しては、その都度忘れられていった……というのが、平成の約30年間だったのかも知れません。
でもとりあえず、東京のど真ん中を走っている中央線快速と何ら変わらない青梅線用のE233系電車の車内を特別な模様のシートにするなど「新宿あたりを走る電車とは違うのだよ」というアピールをすること自体は悪くないでしょう。

あと、奥多摩駅にハイカー用の更衣室が出来るというのはありがたいかも

こんにちは。
さっき久しぶりに日記をアップしたのですが、
御嶽駅前にあるセブンイレブンが、10/3で閉店してしまうそうです。
閉店決まってからJRが人寄せ企画を発表するなんて・・・悲しすぎます。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
沢井駅前には澤ノ井という超鉄板の飲み食いスポット
登る前の食料調達は自宅最寄り駅前のコンビニに頼らざるをえず (立川や拝島の改札内にNew Daysってありましたっけ?)、下山後に小腹を満たそうにも、御嶽駅の自販機か、たまに出店している屋台に頼るしかなさそうです。
思うに、あの界隈は青梅街道よりも多摩川南側の吉野街道の方が交通量が多く、思ったほど車の客を集められなかったのかも知れません……。
それに、あの一帯で一番人口が多いのは古里駅周辺で、しかもここで青梅街道と吉野街道が合流し、その交差点前にある(割と最近できた?)セブンイレブンは常に賑わっている印象です。そこで、フランチャイズの元締めとしても、「どうせ大部分の客は車で来るし、古里駅前が繁盛しているなら、こっちに客をまとめれば良いのでは?」と判断したのかも知れません。
古里駅前のセブンイレブンや、奥多摩駅前の酒屋など、手頃な店がこれ以上奥多摩から消えないことを祈るばかりです・・・
bobandouさん、お邪魔します。
青梅線が「東京アドベンチャーライン」ですか
まあ、東京都内で身近にアウトドアアクティビティーを楽しめるフィールドとして訴求していこうという意図は、わからなくもないような気も致しますが・・・・。
で、JRはどんな宣伝しているのかな?リンク先ポチッ!
ほう、シンボルマークやラッピング列車ね、まあいいでしょう、ありがちですが。
で、キックオフ記念旅行商品「東京アドベンチャーツアー」ですか。
内容はと、ラフティングやハイキングツアー、なるほどね・・・・。
・・・・と、エ〜ッ
お座敷列車と言えば、温泉地等の有名観光地への路線で時々ある、座敷仕様で酒飲んでカラオケで移動って、あれですか??
そのどこがアドベンチャーなんでしょう?
ほろ酔いの千鳥足で大自然の中へ歩みだせば、確かにアドベンチャー(冒険・危険)度は高まりますが・・・・。
うーん、JRの企画そのものに、”アドベンチャー(冒険的な行為)”の香りぷんぷんですね
bobandouさんこんにちは
「東京アドベンチャーライン」凄いネーミングですね。びっくりです。
もしかしたら、東京「ディズニーランド」アドベンチャーライン「下り」からでしょうか。(スプラッシュマウンテン 動物や木が邪魔をするところは共通しているかも。)
わたしなら奥多摩峡谷ラインでしょうか、(当たり前すぎてインパクトはなさそうですね。)
日記ありがとうございました。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
御嶽あたりの多摩川では最近、いつでもカヌーやラフティングの類の訓練をやっていますし、キャンプ場も沿線のあちこちにありますので、主にそこらへんでアクティブにアウトドア・ライフを満喫しよう!!
でも奥多摩の魅力はアドベンチャーよりも圧倒的にネイチャー
おっしゃる通り、酔っ払ったまま大自然に突っ込むデンジャラスを考えればアドベンチャーですが、これから自然に入る前にお座敷列車でビール一杯!というノリを勧めてはダメですよね……w
とりあえずJRの側に立って弁護してみますと、奥多摩に入ることができる6両編成以下の車両で、ちょっとスペシャルな気分を盛り上げることが出来る車両となりますと、特急踊り子で長年使ってきた185系や房総特急のE257系、あるいは常磐線を拠点とする651系でなければ、もうこのお座敷車両くらいしかない、ということかも知れません。
以前は奥多摩観光に特化した、青梅線201系の特別編成「四季彩」(4両編成)があり、毎日数往復していましたが、何故これをさっさと廃車にしてしまったのか……と思います。
ともあれ個人的には、この安易なネーミングがいつまで持つのか、そして八王子支社もどんな芝居を打つのか、引き続き注目したいと思っています
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
そうですね……このネーミング、私も湾岸臭さをプンプンに感じていたのです……
奥多摩に来ると、リアル・スプラッシュ・マウンテンがありまっせ……と言いたいのかも知れませんが、東京+横文字キラキラネームをムリヤリ付けようとすると、やっぱり何か違うんですよね……。
奥多摩峡谷ラインも、まさに名実バランスとれたネーミングですね♪
はぁ……今からでも良いので、下手に広告費や看板掛け替え費用を無駄遣いする前に、何とかまともなネーミングに変えてもらえないものか、と思うばかりです。
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