この七福神巡りは、恵比須・大黒・毘沙門・弁天・福禄寿・寿老人・布袋の七福神に吉祥天を加えて八福神としており、こうした例は他にも、京都の清水寺八福神や千葉の八千代八福神とかがあり、加える神様も吉祥天の他にお多福や達磨という所もあるようです。
八王子の場合は、八王子の八と末広がりの八をかけて八福神という意味もあるとか。
八つのお寺はそれぞれ特色があるのですが、中でも気に入ったのは吉祥天を祀る吉祥院。
本堂から少し登ると、高尾山飯縄大権現が祀られる高尾山遥拝所があり、鳥居の向こうに御神体である高尾山が見えます。それで、多少は山に関連するからと、ヤマレコの日記に書こうと思った次第です。
周辺にはトトロのキャラクターの石像なども幾つかあるので、子供も楽しめる場所だと思います。
大黒天を祀る信松院も武田信玄の息女松姫の墓所で、大菩薩に続く牛ノ寝通は松姫峠が始まりだから、山絡みの印象があります。
ここは、唐風の青い屋根と白い建物がモダンな感じのお寺で、コーヒーラウンジもあります。八王子市の有形文化財に指定されている木造松姫坐像の他に、武田信玄ゆかりの掛け軸や書簡なども見られました。
あと、弁財天の了法寺は、山関連ではなく別の意味で印象に残りました。
なんでも、注目を集めるお寺になるために声優さんが描いたアニメの萌えキャラの看板を作ったそうで、そのグッズをコスプレした女の子が売っていました。私は声優とかアニメとかにはあまり興味がないけど、好きな人はタマランでしょうね。
七(八)福神巡りはどこからスタートしても良く、順序も決まっていません。駅で地図を入手して、最初のお寺で色紙(300円)を求め、各お寺で御朱印(200円)を押して戴きます。(地図は各お寺にもあります)
期間は元日より10日までで、朱印受付時間は朝9時より夕5時まで。歩行距離としては10Km程度と、ウオーキングとして丁度良い距離でした。
七年まわって七枚の色紙が揃うと立派な金色の色紙が貰えるそうで、これは収集癖をくすぐります。しかし、どこかで途切れると、またそこから七年になってしまうから来年以降も行くかは思案中です。
画像1:吉祥院 高尾山遥拝所からの高尾山
画像2:御朱印が揃った色紙。真ん中の宝船の色が毎年違うそうです。
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