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現在、本棚に残っている昔の岳人は3冊で、古い順に1981年2月号、1985年の12月号、1995年の12月号です。これは主に山渓を愛読していた頃から6、7年後で、山の経験値が上がるとともに岳人に移行して行ったわけです。
1981年2月号は、特集が「アイスクライミングへの誘い」で、その年の正月に行った甲斐駒黄蓮谷が出ていたのと、他にも笛吹川東沢や足尾の松木沢流域が紹介されており、そのうちに行こうと思って保存にして、そのまま放置になっています。
アイスクライミングと言えば、去年の2月に若かりし頃トレーニングに通った西丹沢の大滝沢へ氷瀑見物に行きました。昔は沖箱根沢や地獄棚はアイススクリューが打ち込めるような厚い氷が張っていましたが、滝には水が流れ、なんとか薄い氷が付着しているような状態でした。やはり温暖化の影響なのでしょうね。
八ヶ岳や甲斐駒の沢は、今でもそれなりに凍るのでしょうけど、笛吹川や松木沢あたりはクライミングができるほど凍るのかが気になる所です。もう、登ろうとは思ってはいませんが、氷瀑見物くらいは行きたいものです。手軽に行くなら日光の雲龍渓谷あたりでしょうか、でも、私の住んでいる所からは少し距離があるから、もっと近場で適当な所があれば良いのですが、丹沢はもう無理でしょうね。
1985年12月号の特集は「冬山技術特集/雪山トレーニング考」。歩行技術から雪上確保、およびトレーニング論についての記事は、教科書として十分に役立つ内容だったので保存版となった次第です。当時、ひと通りの冬山技術はマスターしていたつもりでしたが、タイトロープ・ビレーやスタンディングアックス・ビレーは、私が雪上確保を学んだ教科書には出ていなかった技術だったので大いに参考になりました。
ウチは基本的に冬山禁止だから、こういうのは残しておいても仕方ないのだけど、処分しようという気にはなっていません。まだ冬山に未練があるのでしょうね。この間も、昔の山仲間から正月の北岳へ行こうという誘いがあり、一応は無理だとは言ったものの、やっぱり行くべきか逡巡しています。
1995年の2月号は、なぜ残しておいたのかは忘れてしまいました。冬の上高地の記事が出てるから、多分そのあたりに注目していたのでしょう。上高地なら冬山とは言えないから、これからも行く機会はあると思われます。したがって、この号はまだまだ保存することに決定です。
1995年は私の感覚ではまだ最近という感じだけど、もう20年以上も経っています。冬の上高地なんて定番の場所は特集が随時組まれているだろうから、新しいのが出た時に買えばいいんですけどねぇ。
今の岳人の表紙には畦地梅太郎画伯の版画が使われていますね。画伯の朴訥でユーモラスだけど叙情的な版画は大好きです。画伯のご自宅であった「あとりえ・う」が家からそう遠くない所にあり、二回ほど行きました。いずれの時も閉館でしたから、会館している時があれば、また行ってみようと思っています。
こんにちは poohtaです。
岳人のターゲットは、ヤマケイのちょい上だった訳ですね。それが棲み分けの一つだったのだと納得しました。私はヤマケイ一筋で浮気はしませんでした(笑)。
私はguchi999さんは、岩と雪(こんなタイトルでなかったでしたっけ)を購読されていたのかと想像しておりました。私が知った時は、確か隔月刊行だったかと思います。当時の私にとっては、遥かお兄さん雑誌で手に取るのも憚れるような存在でした。
最近は、ヤマケイ、岳人、新ハイキング差別や偏見なく、面白そうな記事が掲載されている時につまみ食いしております。
poohtaさん、こんにちは。
「岩と雪」は時々読んでました。
冬の利尻岳南陵、屋久島の宮之浦川の沢登り、奥鐘山西壁などのレベルの高いルートの記事を読んで、いつかは自分も・・・と思ったりしてましたけど、どこも行かず終いでした。
新ハイキング!
懐かしいですね。今も続いていますが、昔は薄くて、写真も白黒が多くカラーは殆ど無かったように思います。
ハイキングと銘うっている割には、それなりの山行記録や、結構渋いルートが紹介されていたので時々は読んでました。
最近は、山岳雑誌はあまり読まなくなりました。
メジャーな山は記事を読まなくても、だいたいの様子は判るし、技術的な事も今私がやっている程度なら昔の知識で何とかなります。
それに、ネットを探れば色々と出てきますからね。
guchiさん、こんばんは!
私の最盛期はguchiさんよりも一昔前という感じですが、1981年の岳人の表紙には記憶がありますね〜。そうそう、時々はイキガッテ、岩と雪も買いましたね。(昔話が出るとどうも饒舌になってしまいます
1960年代の岳人は凄く固い雑誌でしたが、ヤマケイへの対抗だったのか、1970年頃に内容が柔らかくなったもんで、「最近は岳人も軟派になったな〜」なんてヤマトモと話した記憶があります。
guchiさん同様に、一時までは何冊か記念号的に保管しておいたのですが、もう関係ないか〜と思って全部捨ててしまいました。
こういう日記を見ると、私も保存しておけばよかったな〜と思ってしまいます。
f15eagleさん、おはようございます。
おぉ!岩と雪も読まれていましたか。
冬のクライミングをやっていて、その先を見ていた人は一度は読んだ雑誌でしょうね。
ただ、あれに載っていたルートを本気で追いかけていると、いつかは山で死ぬ事もあるような気がしていましたけど
岳人が柔らかくなったのは経営的な判断でしょうね。精鋭的な人の数は限られているので、読者層を増やそうとしたら幅広く受け入れられる内容にする必要がありますから。
岩と雪も今はロックアンドスノーという名前で続いいてるみたいですが、何回か休刊だか廃刊になってました。
山の本に限らず、道具なども捨ててしまうと後で少し後悔する事はありますね。
だから古い山道具を沢山持っています。使いもせずに場所を取っているだけなのですけどね
guchi999さん、皆さん、こんにちは。
昔の山岳雑誌のお話〜懐かしいですねぇ〜
他に「山と高原」がありましたね。
http://www.soka-yamanokai.com/study/study07.html
以前、雑誌懐かしさから、こんな日記を書いてました。
http://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-17046
ainakarenさん、おはようございます。
残念ながら「山と高原」は知らないのです。
リンクの山岳雑誌の歴史は、時代ごとの山岳雑誌とその背景の山のトピックスがリンクしていて興味深いですね。
これからは、どんな雑誌が出てくるのでしょうか。
ヒマラヤ初登頂を目指していたような、パイオニアワークの時代は終わってしまったから、昔のような雑誌は、もう出てこないでしょうね。
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