海底トンネルのほとんどは自動車専用道ですが、その中で唯一人が歩いて通れるのが川崎の千鳥町と東扇島を結ぶ川崎港海底トンネル。このトンネルは歩いて通れる海底トンネルとして日本最長だそうです。
歩ける海底トンネルと言えば関門トンネル。これは歩いた事があり、それより長いのであれば是非とも行かねばならない、ということで先週行ってきました。
トンネルは川崎市南部の千鳥町にあります。一番近い駅である京急大師線の小島新田から歩いて小一時間ですが、川崎駅から市バス07系統で行く事もできます。(東扇島西公園前行下車)
ちどり公園の出入口から低い段差の階段を降りると自動扉があり、更に階段を降りた先は200mほどの緩い下りのスロープ。そこを過ぎれば水平な最深部を400m歩き、下りと同じ長さの登りのスロープがあって、最後はまた階段で東扇島の地上に出ます。人道の両側は壁を隔てて車道なので車の走行音が聞こえ、退避扉や消火設備が何ヶ所かあります。
場所柄から通る人は少なく、単調な長いトンネルを一人で歩いていると、なんとなく不安を感じ『いつ果てるとも知れない』そんな言葉が湧くるような場所でした。
川崎港海底トンネルと関門トンネルを比べれば長さこそ勝っているものの、関門トンネルは人通りも多くランニングのコースにしている人もいたり、そこそこの賑わいがあり、近くには唐戸市場や壇ノ浦という名所もある。
川崎港海底トンネルは見所として比べものにはなりませんが、東京、神奈川に住んでいるなら時間も費用もかからずに行け、東扇島には運河を航行する船や羽田を飛び立つ飛行機を眺められる東公園や無料展望台のある川崎マリエンなど、それなりにしめます。
川崎マリエンには、都市部にしては珍しいキャンプ場があります。テン泊の練習やお手軽キャンプに良いかも知れません。( https://www.kawasakiport.or.jp/outdoor/camp.html )
海底トンネルで人が歩ける所は全国に5ヶ所あるそうで川崎港トンネルと関門トンネルの他は、愛知県の衣浦トンネル、新潟県の新潟みなとトンネル、富山県の黒部漁港海底地下道の3ヶ所。
このうち黒部漁港海底地下道は歩いた事があるので残り2ヶ所。そうなると全部制覇したいという気になりますが、愛知県も新潟県も遠いから簡単には行けません。
それでも何かの機会で近くに行く事があれば絶対に行こうと思ってます。
画像1(左): 川崎港海底トンネル
画像2(右): 関門トンネル
海底トンネルと言えば、以前歩きました羽田空港からの環八空港トンネル(700m)が海底だったような… と思って地図を見ましたら、空港=陸地の下でしたorz でも水(海水?一部は硫黄臭かった?)が湧き出してましたし、羽田空港なんて海に浮いてるようなものですから、実質海底トンネルと言っても良さそうなのに… ふぐぅ(^_^;;;
余談はさておき、実は「横浜〜多摩川の海岸線歩き」の一環で、海岸沿いの歩ける道を「みんなの地形図」で探したのですが、島を通る道はことごとく自動車専用ですよね。この東扇島と大黒ふ頭だけがピストン可。その他、電車で行けても会社敷地で駅から出られないのとか、ふぐぅ。
なんて不自由の多い海岸歩きですが… どこかコースが取れないかと、またついつい地図を見返してしまいました💦
○マイレコ:羽田空港からの脱出+多摩川左岸0キロポスト
http://yamare.co/4012881
○東京都建設局:環状八号線・羽田空港トンネルの健全度調査
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/content/000009819.pdf
最近、川崎や横浜の埋め立て地や運河で出来た「島」を歩く計画を立てるのがマイブーム(もう死語か?)になってます。
制約が大きいけど、気にならなければ一生行く事のない所の景色を見る、というのがいいんですね。
トンネルでなくても大黒ふ頭のように橋で行ける所は結構あって、目下のところ川崎の安善町や大川町、水江町あたりをどう歩くかが課題になってます。
地元の神奈川県が終わったら次は東京都。まだまだ沢山あって暫くは楽しめそうです。
途中で飽きなければ、ですが。
「島」以外にも多摩川左岸0キロポストとかも気になっているので、としみずさんのレコを参考にさせてもらって、そのうち歩こうと思ってます。
大阪市には、ほとんどの市民が知らない川底トンネルや渡船があります。
川底トンネルは日本ではここだけだと聞いています。
昔は車と人がエレベーターで下り、トンネルをくぐり向こう側のエレベーターで上がっていました。
いまは人のみになっています。
昔、近所だったので子ども同士遊びでエレベーターで乗ったままだったので怒られた記憶があります。
日本初の沈埋トンネル「安治川トンネル」
https://www.jcca.or.jp/dobokuisan/japan/kinki/ajigawa.html
【観光】日本初の沈埋式河底トンネルが果たしたかった本当の目的とは☆
水のある風景vol.33安治川隧道(大阪市此花区・西区)の数奇な運命
http://aquawz.com/archives/ajigawa-zuido
近くには渡船が8カ所あり安治川隧道ともに道路あつかいなので無料です。
大阪市渡船場
https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000011244.html
川底トンネルの安治川トンネルは知りませんでした。
海底トンネルでも、新潟みなとトンネルと衣浦トンネルはほぼ河口だから安治川トンネルと同類と言っていいかも知れません。
そういう訳で、行かねばいけない所がまた一つ増えてしまった・・・
渡船も惹かれます。
私が住んでる神奈川県には唯一、浦賀湾の渡船があるだけで、そこも行くべき所になってますが、安治川には8ケ所もあるのですか!
これも行かねばならない所になりました。
昔、仕事で大阪に出張に行くとこが度々あって、弁天町の大阪ベイタワーによく泊まってました。
その時に知っていれば・・・
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