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買えという事かと思ったら、そこはシューズのレンタルをしており、併せてクライミングテープを10mほど買ってハーネス代わりにすれば大してお金もかからないという事でした。今ならジムでレンタルシューズもあるから、さほど驚くこともないのですが、当時はクライミングシューズをレンタルするという発想は無く、ましてショップで貸してくれるというのが一寸したカルチャーショックでした。
前日の仕事帰りにスポーツショップで、ほぼ新品のようなシューズを借りて来て、朝、車で岩場へ向かう道すがら「ところで、その岩場はどのくらいの高さがあるんだい?」と尋ねたところ「600フィートくらいかなぁ。ルートは色々あるけど、今日はそれほど難しい所には行かないよ。」という回答が返ってきました。
その時までは、ホームゲレンデというから、せいぜい4、50mくらいの練習用の岩場を想定していたので、180mと聞いて若干焦りましたが「おっ、いいねぇ。そりゃクールだ!」なんて虚勢を張ったものです。あの頃は若かった・・・
岩場の基部でボルダリングで足慣らしして取り付くと、岩は乾いて固く、クラック、フェース、チムニーと多彩で快適なピッチが続きます。グレードは最高でも5.8くらい、景色も良くて非常に楽しいルートでした。
コロラドやユタ、アリゾナなどのアメリカの中西部には、登攀意欲をそそられるような岩山が随所にあります。自然保護法やらリザベーションやらの制約、道が無くて容易に近づけない所も多く、どこでも気ままに登れるわけではないでしょうが、私が登ったようなルートも数多くあると思われます。クライミングをやる人にとっては非常に羨ましい環境だと思いました。
もう今では本格的なクライミングからは離れ、たまに丹沢あたりの小さな岩場で遊んだりするくらい。これから歳を重ねて行くと更に体も動かなくなって行くのは明らかなので、できる範囲で無理せずに岩遊びを楽しんで行こうと思っています。とか言いながら、ここ一年くらい背筋の痛みがあって岩場へは行ってないのですが・・・まあ、来年、暖かくなってから、ぼちぼちかなぁ。
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