技術的な事に関しては、ネットには多々の情報がころがり、プロが行う各種の講習会もあります。それで充分なようですが、ネットの情報は玉石混交ピンキリ、中には書いている人のレベルが知れて『何だかな〜』と思うのもあります。また、知識として持っていたとしても、それが実践できるかは別問題。やはり経験を積む必要はあり、その際に経験者のアドバイスがある方が身に付きます。
その点ではプロによる講習会がベストですが安くはありません。損得勘定で考えるのは何やら嫌らしいけど、会費の負担があっても山岳会の方がお得でしょうね。
それほど難しい山を目指していないが仲間を得たいという人も、山岳会で似たレベル、同じような指向を持った人に出会えるかもしれません。1人では行けない山にも、ガイドツアーに頼らず行ける可能性もあります。ネットで知り合った同士で山に行くのを否定しませんが、初心者同士で行って事故を起こす、バテた人を置き去りにした、とかの問題は山岳会でなら起こる可能性は低いでしょう。
万が一遭難事故が起こった場合も、山岳会に入っていれば支援が期待できます。もちろん捜索や救出、搬出の主力となるのは警察等の機関ですが、山岳会の方でも行動してもらえると思います。直接的な捜索活動でなくても、助言が得られるだけでも助けになります。
山岳会に入る事は色々な利点がありますが忘れてはいけないのは、山岳会は山好きが集まって登山活動を盛り上げようという組織であるということ。だから、自分も会に貢献する気持ちが必要になってきます。
貢献と言っても難しい事ではありません。会の山行/行事に参加し、パートナーや新人を育てて行くという事です。これは自分が貰ったものを順送りで次の人に提供するという事でもあるのです。
しかし最近は、そういうのは面倒だからと、お金で済む有料講習会やガイドツアーを選ぶ人も多いのかもしれません。
山岳会に入った方が良いということを言いながら、自分自身は現在、山岳会には加入していません。行きたい山はあっても絶対にそこに行きたいという程ではなく、リスクが高ければ諦める。行こうと思う山は持っている経験や技術で何とかなるという自負があるという理由です。(こういうのが一番危険なのかもしれません・・・)
では何故このような文章を書いているかというと。登山ブームで遭難件数が増えてきたのは、基本的な登山技術を持たない人が多いのも一因だと思っています。一方で多くの山岳会や学校山岳部が会員の高齢化や部員不足でなくなって来ています。せっかく低コストで登山技術が習得できる場があるのに、それが衰退して行くのは勿体ない気がするのです。
おはようございます。
経験豊富な方に同行して色々なことが学べる山岳会の活動は大変魅力的です。おっしゃるように座学やガイド登山よりも効果的と思います。
ただ唯一の不安は、『自分の都合』と折り合いを付けることでしょうか。
スケジュール、行先、同行者、それぞれ会の都合が優先するのでしょうから、それに合わせられるかどうか...
showさん、おはようございます。
会によって色々な方針があるから一概には言えないけど、基本的に会の山行への参加不参加は自由だし、参加者のスケジュールや都合は折り合いが付けられるはずです。
私が入っていた会は合宿や山行の時期や目的地は集会/ミーティングで話し合って決めてましたし、長い合宿では途中から合流したり下山する人もいました。
行先、同行者、会の都合が優先する。
これは何を指すかによるのですが、例えばヒマラヤを目指す会だと、その目的の為に会の都合のようなものが優先するかもしれません。
先行者は合宿や山行では、参加している人の状態/状況を考えながら行動計画するはずです。
同行者と言うのは会員同士で行く山行の場合でしょうけど、それはお互いの話し合いによるでしょうね。
ただ、あまり自分の都合だけを前面に押し出していると、会の中で浮いてしまうのは他の社会でも同じですね。
まあ「自分も会に貢献する気持ち」、これとの折り合いですね。
総勢70名、平均年齢68歳のうちの山岳会は私が最年少!最初、仲良くしてもらえるかなぁと心配でしたが、皆さんとーーーっても優しい(*^^*)
確かにペースはゆっくりですが、その分色々な事に目が行くし(自然)、教えてもらえるし、すっごく楽しいですよ♪
しかも!!知識豊富な先生方の指導がタダ!
入って本当に良かったです!(*´∀`)
sakuさん、
平均年齢68歳、どこの山岳会も高齢化が進んでいますね。
その人達が居なくならないうちに、技術、考え方、不要になった道具、なんでも貰えるものはもらっておきましょう。
年寄りの言う事は、たまにウザいこともあるけど適当に聞き流して、自慢話は「そうなんですか〜、すンごいですね〜! 」なんてやっておけば何かもらえる可能性が高くなります。
しかし、良い会に入られたようですね。
レコや日記からも、楽しそうで、的確なアドバイスもしてもらえている事が伝わってきます。
guchi999さん おはようございます。
学生ワンゲルから社会山岳会へ
当時(昭和60年ごろ)は、女性単独で山に行くにはハードルが高かった。
当たり前のように、山岳会を探して参加させてもらいました。
学生とは全く違う山行で、面食らいましたが、
先輩方の話は面白く、可愛がっていただきました。
なんたって二十歳の女の子でしたから・・
今時は、縛りがうるさいと思われがちですが、
私は良い体験をさせてもらったと思っています。
jikyoonさん、おはようございます。
学校の山岳部は時間も割とあるし、実力や実績がそれほど無くても上級生になればリーダー的な立場になってしまう。これに対し社会人山岳会は経験値が高い会員もいて、限られた時間で山行を行うから学校の山岳部とはだいぶ違いますよね。
>なんたって二十歳の女の子でしたから
会の構成メンバーにもよるけど、若い女性は優遇されることが多いからお勧めですね。
まあ、最近の山岳会は高齢化が進んでいるから、多少、薹が立った人でも大丈夫ではないかと・・・
あっ、jikyoonさんがそうだという訳ではありません。そこんとこ誤解のないように。
guchiさん、おはようございます!(*・∀・*)ノ
自分は以前お世話になっていた登山用品店の店主の方に山岳会に入るのを止められました。
理由は仰られている様に、自由に山に行けなくなるのが理由でした。
しかし、現在の一般登山道最難関レベルになってしまうと、山岳会に入らないとなかなか厳しくなってしまうところです😱💧
KaRzUさん、おはようございます。
>用品店の店主に、自由に山に行けなくなると止められた。
これ、すごく引っかかります。
今は少ないと思いますけど、たしかに昔は個人山行を制限している会もありました。
でも、だいたいの会はOKのはずです。ただし、会員が実力以上の山に行こうとしたりすると止められることもあります。
普通に考えれば山岳用品店の人が、山岳会は止めろという事は無いと思うのですが・・・「自由に」は何を以てして言うのでしょうね。
若い頃、道具を買っていた所は店主が地域の山岳協会に入っており、地元からヒマラヤ遠征隊を出したいと思っているような人だったから「本格的に山へ行くのなら、どこでも良いから山岳会に入った方がよい」と言われたものです。
こういう事をいうと差し障りもあるのですが、「売るために」が先に来ることもあるのでショップの店員の言う事は要注意です。
それに、たいした経験もないのに能書きを述べる人もいますから。
>一般登山道最難関レベル
多少の体力と知識があれば、無雪期なら山と高原地図に赤線、赤破線が入っている、もしくはそれを多少超えるルートでも、だいたいはこなせると思います。
さらにその先を目指したり、アクシデントがあった時を考えると、個人での限界はあるし、効率も良くないと思います。
もちろん、それが出来てしまう人もいますけどね。
guchi999さんこんばんは
一度、友達の所属する山岳会で南アルプスをご一緒させてもらいました。みなさん健脚で小生はついていくのがやっとでした。
小生の技術、体力、資金力では入会してもご迷惑をおかけするだけですので、山岳会は敷居がたかいのかなと・・
あと、山岳会で登る山と、小生が登りたい山は違うのも入会しなかった理由のひとつです。
いまは年1回のゆるイベントのみ参加させてもらっています。
日記ありがとうございました。(*- -)(*_ _)ペコリ
kome100pyouさん、おはようございます。
技術はみんなから吸収し、体力は、やっとでもついて行けたのであれば、何とかなるのではないでしょうか。
問題は資金力、山はお金がかかりますからねぇ。
私も学生時代は日雇いのバイトをして合宿費を捻出してました。
山岳会で登る山と自分の行きたい山が違う。
これは山岳会を選ぶ上で重要なポイントですね。
昔、入っていた会はクライミング主体だったので、それで辞めて行く人もいました。
大きな山岳会なら色々なジャンルの山行をやっている所もあるけど、小さい所は中々そうは行きませんね。
もっとも、これも時代性があり、会員が高齢になってくると親睦会山行が主体になったりします。
でも、それが嫌で辞める人もいるのですけどね。
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