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人は、危険を察知した時、撤退を決意する。
山でいう危険とは…
滑落の危険、道迷いの危険、野生生物の危険、間に合わない危険、
天候の危険、自然災害の危険、装備の不備による危険、etc.
不可抗力の場合もあるが、大抵は己の未熟さにより危険度は増す。
そして人は決断する。進むか、退くか。
決断は、英断となるか。後悔となるか。言語道断となるか…(←なんのこっちゃ)
退却を決意した人は、それを「撤退」や「敗退」などと表現したりする。
撤退はまだしも、敗退は何に負けたというのか。
おそらく、己に負けたのであろう。あるいは、運命に負けた…?
山という壮大な神のような存在に挑戦し、拒否された?
勝ち負けという言葉を使うのはあまり好ましくないが、
どうしても使ってしまう言葉である。
登山とは、自分との闘いなのだ!

己の体力、精神力、持久力、普段いかに鍛えているかがここで問われる。
( ̄∀ ̄)
というわけで、先日もタイムオーバーで
棄権という判断をしたimoneeですこんにちは。
棄権…何かの物事に対する自分の権利を放棄・破棄すること。
いや、別に問題なく行けたはずなンですよ?

別に難しいアレじゃないし、たかが渓谷歩きですもの。
しかし、帰りのタクシーを予約していたため、時間通りに帰れるか不安だった。
別に千円ぽっち、無駄にしてもよいのだが、すっぽかすのは迷惑だ。
たぶん間に合うとは思うが、定かではない。
何しろ、この程度の距離で、これだけ時間がかかっているのだ。
完全にナメていた。
本格的な登山道とは聞いていたが、こんなに手こずるとは。
やっぱり序盤でゆっくりしすぎたのがいけなかった。
今日は時間が余って困るだろうから、ゆっくり山ごはんしようと目論んでいたのに。
お前はほんとぅにバカなの?
しかし、北沢峠からバスに乗り遅れたことのある私の
トラウマは絶対に消えない。
本能が叫んでいる。ここでやめろと。
単に目の前の滑りやすそうな登りがめんどくさかったわけではない。
滝を見るにはおそらくいったん下らなければならず、
そうしたら必ず登らなければならない。
ゴールから折り返しても、前半より早く歩ける保証はない。
そもそも渓谷歩きだからってナメくさって調査が足りなかったのだ。
棄権…ほんとはたぶん大丈夫だと思うけど、念のため撤退すること。
だってまた来ればいいんだし
( ´ O`)〜♪
棄権は諦めの言葉じゃなくて
再び会うまでの遠い約束
現在(いま)を 嘆いても
胸を 痛めても
ほんの夢の途中
このまま 何時間でも ここにいたいけど
ただタクシーの 予約時間に 間に合わないだけ
なんて切ない曲なんだろう

最後まで歩き通したって、タクシーに間に合わないだけ。
遅れるとしたってせいぜい30分から一時間程度、
まだじゅうぶん明るい時間だ。
まだあわてるような時間じゃない。(by仙道)
しかし、タクシーに、タクシーに間に合わない(かも)のだ!
MOUNTAIN TAXIだから、私だけのタクシーではない。
遭難したと思われたら、危険だから棄権する!
(スマホはずっと通じてたけど…

その代わり時間が余ったら
せっかく持ってきた鍋焼きうどん食べよう!
(余りました。一時間ぐらい

棄権…自分を信じられないimoneeが、早々と決意すること。
今回のカテゴリーは「登山での失敗」としたが、
果たして「棄権」とは失敗なのか、成功なのか。
それは誰にもわからない…(←つーか計画ミスでは?

だが山では、素早い判断が求められる。
鱗滝さんに引っ叩かれる前に、決断しなくてはならないのだ。
そして、一度決断したら、後悔しないこと。
愛とは決して後悔しないことなのよ…
というわけで現在レコ作成中です

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