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持参された方は建替えのため御自宅家屋を取壊し、更地にした地面の土砂の中から拾われたとのことです。
子供の拳ほどの小石ですが、表面に無数の小菊の花のような紋様があるのです。
どのような組成の石なのか尋ねられても、鉱物学に暗いのでサッパリ判りません。
先ず一目見た瞬間に、古生物の化石ではないかと思いました。
化石と言えば三葉虫(サンヨウチュウ)など海底古生物が知られますが、花のような紋様から筆石(フデイシ)の化石の様にも見えます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/フデイシ
仔細に観察すると、母岩の組成が玄武岩らしく紋様は石英質のような感触です。
これは化石には見られない組成なので、戸惑いました。
化石以外で、この様な有機的紋様のある天然石の存在が不可思議なのでネットで調べてみました。
どうやら、この石は菊花石(キッカセキ)と言われ、観賞用にも好まれる珍しい天然石のようです。
化石の様に見えるので、誤って菊化石と記載されることもあるとのことです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/菊花石
https://search.yahoo.co.jp/search?search.x=1&tid=top_of3_sa&ei=UTF-8&aq=-1&oq=%E8%8F%8A%E8%8A%B1%E7%9F%B3&fr=top_of3_sa&p=%E8%8F%8A%E8%8A%B1%E7%9F%B3+%E7%94%BB%E5%83%8F&rs=10 菊花石 画像
確かに菊花石は有機的紋様から、化石と誤認されることもありそうですね。
この様な有機的紋様が、どの様にして出来上がるかについては現在も定説がありません。
岐阜県の根尾谷に代表的な産地があり、現在では特別天然記念物に指定され採取出来ないとのことです。
化石ではないのに化石の様な紋様も不可思議ですが、神奈川県の更地化した宅地面に存在していたのも摩訶不思議です。ainakaren
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