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その話を伝え聞いた一年半前に、私の知る限りの話と昔ザイルパートナーだった元相棒から聞いた話を纏めて日記に書いた。
だが、その話は林業や狩猟を生業とする人々が善意で行う捜索や遺体収容であった。
その後一年以上に亘って調べてみたが、結局のところ遺体運搬を専業とした人々に関する文献はネット上にも図書館にも見つけることができなかった。
ここで一応の区切りとして調べを終了したい。
長い年月の経過により、既に”オロク屋”は伝説となってしまっているのかも知れない。
昔の山の話が次第に伝説になり、やがて消えてゆくと思うと一抹の寂しさを感じる。ainakaren
＊「新・オロク屋異聞」http://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-16850
昔と現代とは時代の違いと、山に入る人達の考えが違いますね、
昔は山に関することは、人力に頼っていましたし、
経験の浅い人は奥多摩や丹沢や秩父などで尾根や沢を経験してから、
北アや南などへと行ったものですが、現代はいきなりですね、
遭難した人達も殆どが学校の山岳部や、
会社や一般社会人の山岳部や山岳会に入っていましたし、
いざという時には各会に連絡して救援などを要請していました、
何日かの山行には当時は緊急用のトランシーバー以外、
山では他との連絡手段がありませんでした、
それが現代では単独で山に入り、
救援も携帯から簡単に要請しています、
救助も進歩し救助隊や直ぐにヘリの出動ですね、
当時はヘリも民間のでしたから、
確か1時間40万以上費用がかかりましたから、
やたらには使用出来ませんでしたから、やはり人海戦術ですか、
今では亡くなった人達を運ぶのもヘリですね、
昔は何もかも人の力に頼っていまし、
小屋に必要な物もやはりボッカやさん達の人力です、
そんな関係でオロクと言う職業は必要なくって行ったんでしょうね
近くは丹沢なでども、
あの高く思い物を担いでいる姿を何度も見ました、
強力さんは今も活躍しているんですかね、
naiden46さん、こんにちは。
コメント深謝です。
ヘリコプターなどの山岳運搬手段が普及して以来、人手による遺体の担ぎ下ろしはなくなりました。
小屋への荷揚げも人手よりヘリコプターが割安になり、歩荷も専業の人は居ないのではと思います。
しかし、伝聞として伝わる職業集団としてのオロク屋の文献が見つからないのです。
文献が残らなければやがて伝説も消えます。
寂しさを感じます。
今日は私のヤマレコ記念日です。
登録して満二年が過ぎました。
思えばアッと云う間でした。
感無量です。ainakaren
こんばんは
私はもちろん、そんな職業があったとは知りませんが、昭和の中ごろ？までは、日本国籍を持たずに竹細工や箕作を生業として定住場所を持たずに各地を漂泊する人たちがいたようです。その人たちがその仕事をしたかはわかりませんが、関係があるかもしれません･･･
araigenngaさん、こんばんは。
コメント深謝です。
明治の初めに人別帳から創られた戸籍に記載されず、蓑や籠細工を得意としていることですと、サンカでしょうか。
私の知る善意のオロク屋は生業が林業、狩猟ですから木地師やマタギの衆で、これは専業のオロク屋ではありません。
サンカの衆が一時的にオロク屋を専業にした可能性は有りかも知れません。
ただ、サンカは狩猟、採集の衆で商売など営業的営みを好まず、定住しなかったので、その点が少し引っかかります。
少し調べてみましょう。ainakaren
こんにちはainakaren様。
オロク屋と呼ばれる職業の方々は存じてませんが、
佐瀬稔著の『狼は帰らず 森田勝の生と死』の中に
谷川岳で『オロク下ろしを商売にいている』と陰口を
言われていた緑山岳会の話しがでてきます。
彼らは大学山岳会からは『サルベージ屋』とも
呼ばれていたそうです。
またその本の中には寺田甲子男著の『山岳サルベージ
繁盛記』の逸話も書かれており、そのなかに遺体を
下ろす方法として、“流星法”なる遺体を蹴落とす
方法も生々しく書かれてます。
以上はあくまでも山岳会のお話しなので、お探しの
”オロク屋”さんとは違いますね。
ご存知かもしれませんが、ご参考までに。
Non-Dayさん、こんにちは。
コメント深謝です。
情報有難う御座います。
ご教授の本は未読ですが、参考に読んでみたいと思います。
当時は大学山岳会と社会人山岳会が入り混じっての国内難ルートの登攀競争の時代でした。
山岳会系のメンバーで構成された第２次RCCが残る国内難ルートの殆んどを征し、山岳部より山岳会の活躍が顕著になった時代でした。
当然、部や会同士の競争が烈しく、それが昂じて一部には他会の悪口を云う人も居りました。
オロク降ろしとかサルベージなどと揶揄されていたことも知っておりました。
遭難も多く、遺体収容の経験がある人達も限られていましたから仕方がなかったと思います。
それとは別に専業の業者が存在したらしいのです。
そのお話を聞いたので、その文献を探しておりました。
彼らは「オロク屋」もしくは「担ぎ屋」と呼ばれていたようです。
担ぐのですから、お話の「流星法」とも異なりますね。
何か情報がありましたら又ご教授下さい。
当時の様子について書いた日記「第２次RCCの時代」を御覧下されば幸いです。 相仲
＊http://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-15213
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