久々に神田の大型書店に行ったら金邦夫氏の「すぐそこにある遭難事故」が出ていたので購入しました。
数年前にウトウノ頭を通過したときに善知鳥の絵が掲げられていたのでこれはおかしいだろうと、名前の由来を調べるために図書館の本を検索して数冊を借りました。
その中に「奥多摩登山考」があり、読んでみると遭難記でした。
面白かったので「金副隊長の山岳救助隊日誌」も探して読みました。
中学校3年生から45年近く楽しませてくれた奥多摩でこんなに遭難事故があり、仕事とはいえ苦労している警察官がいることを知り、思わず山の帰りに奥多摩交番に「毎日お疲れ様です。」「金さんの本を読んで皆様の苦労を知りました。」とあいさつすると「ちょうどいい。じきにに退職する金さんがいるから」と奥から金さんを呼んでくれました。
「今もう、あの本売っていないだろう。」
「図書館で借りて読みました。」
「どこ歩いてきたの」
「大沢から上がって六つ石から水根に降りました。」
「彼が「待ってろ岩」の主人公の日原駐在所の・・・。」
と話は弾みましたが、どうも怪しい人物と思われたか、金さんにしっかりと名前と住所と電話番号を書かされました。
山岳救助隊員である前に警察官でした。
今回は警察官という立場を離れているので、より本音が表れていて、その分救助する側の苦労が知れます。
しかし数週間前に交番の前を通った時、交番のあるべきところが更地になっていました。
どこへ行ってしまったのだろう。
はじめまして。
金邦夫さんの著書はよみやすく明快で、良い本ですね。もうちょっと売れてもいいのになぁと思いますが…。なかなか再版がかからないのか、すぐ店頭から消えてしまうのが残念です。
山に登りはじめたい人が多い今だからこそ、広く読まれて欲しい本です。
私もひさびさに本棚から引っ張り出して、再読してみようと思います。
間延びした返信をお許しください。
一昨年のクリスマスに雲取山荘に泊まった時、
カウンターに金さんの本が平積で販売されているのを見かけました。
まだ山を始める前の中学生の時、受験勉強と称して区立図書館に通い
書架一杯に在った遭難記をすべて読みました。
非常な糧になったと思います。
はじめまして
奥多摩は東京から近いですが、山が結構険しいですね。私も読みましたが、金邦夫さんの「奥多摩登山考」「金副隊長の山岳救助隊日誌」「すぐそこにある遭難事故」の三部作には、道に迷って急斜面を転落したり、登山道の横に足を踏み外して150m下まで転落したりと、これまでの事故の事例がふんだんに出てきます。地形図を手元に置いて、事故現場を地図にプロットしながら読むと、なかなか臨場感があります。川苔山に登る時は、百尋の滝、川乗橋方面に下山するのは避けるなど、山行計画を作る時の参考にもなります。
間延びした返信をお許しください。
7月9日に造影剤アレルギー反応で死の縁まで行った反動か
このころは空元気だったのだなと思いながら読み直しているところです。
百尋の滝など近づきがたいです。
と言いつつ「待ってろ岩」のある尾根は見学がてら登ったりしています。
そういえば奥多摩交番は酒屋の隣、橋のたもとに移動していましたね。
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