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2015年11月20日 17:33自然保護全体に公開

富士山

富士山は4回登っています。
初めて登ったのは30年程前です。
友人から「山歩きしているくせに富士山登ったことないのか。」と言われ、成程と思い一人で出かけました。
そのころ同僚からタダでもらったセリカGVTを走らせ夜中に佐藤小屋の駐車場に止めました。
富士山をなめきっていて、半ズボンにTシャツ一枚。手ぬぐい一枚を首にかけて出かけました。
さすがに寒かったです。
寒くて体が動かなくなり登山道の脇でそのまま寝てしまいました。
日が差してきて体が温まり再出発です。
山頂に着いてお鉢巡りです。
まずは右手に見える高みを目指しました。
そのピークの向こう側はチムニーのクライムダウンです。
皆こんな所を通ってお鉢巡りをするのかと不思議でした。
あとで知ったことですが普通は白山岳を巻くのですね。
大沢崩れが印象的でした。
佐藤小屋に降りてからは未舗装の滝沢林道をラリーごっこをして降りました。

二度目はかの後輩と取引先の人と3人でシビックで出かけました。
なぜか、かの後輩(滝沢第三スラブを厳冬期単独登攀したやつ)は途中でバテて八合目あたりで我々の下山を待つことになりました。
私のこの時は山頂までは行きましたが、取引先の人がお鉢巡りを済ませるのを昼寝して待ちました。
もちろんお鉢巡りは正規ルートでした。

三度目はかみさんの友人と娘二人とかみさんの5人で登りました。
この時は滝沢林道を往復しました。
驚いたことにきれいな舗装道路になっていました。
ただし佐藤小屋の直下にゲートができていて五合目の駐車場には上がれません。
全員無事山頂を極めました。
正規ルートでお鉢巡りもしました。
帰りに婦女子は馬に乗って佐藤小屋へ降りました。

小学生のころ富士山に自転車を担いで登った人たちのことがニュースで取り上げられていました。
なんて馬鹿なことをする人たちがいるのだろうと思いました。

ということで4度目はかみさんと二人で自転車を担いで登りました。
新幹線を新富士で降り、バスで五合目まで。
MTBをザックに括り付けて登りました。
その姿は相当に目立つようで多くの人に声をかけられ、外国人には「エクセレント!!」と何回も叫ばれました。

途中大きなハスキーと若い二人が休んでいました。
ハスキーは特製の靴を履いていました。
鋭い岩で肉球を傷めないためだそうです。
とても優しそうな犬とそれに見合う上品なカップルでした。

その日のうちに降りる予定でしたが、朝日を浴びての方が気持ちがよいだろうと山頂の小屋に泊まりました。
晩飯も朝飯も透明のプラスティック容器に盛られて出ました。
朝、出かけ際にプラスティックを燃やす臭いがしたので「あの容器燃やして処理しているのですか。」と問うと小屋の従業員は否定していました。
富士山頂でダイオキシンもないよなーと思いました。

さて三角点でご来光を仰ぎ、MTBを両手で掲げてからいざ出発です。
馬の背が意外と急だなーと思いました。
降りきったらブルドーザー道に入ります。
登山道と交差するのは一か所だけ、広い斜面のダウンヒルです。
ブレーキは今どきのディスクブレーキではないので、かみさんは握力が続かないとぼやいています。
五合目が近づくとテレビ局のクルーが我々を撮影している。
撮影料をせしめてよろうと思うが、どうやらスマップのメンバーが登っているらしい。
一時間もかからずに舗装道路に出ました。
たらたら走る乗用車を抜きながらガンガン降りる。
町中に出てからは富士川沿いに走る。
あれ行き止まり。
坂道を登り返す。
海はどこだー。
製紙工場を抜けてやっと波打ち際へ到達。
タイヤを海水に浸し、3,776メートル?のダウンヒル完了。
新富士の駅に辿り着いたら後輪がパンクしていました。

下山後に登山口の「自転車禁止」の立て看板が気になり調べました。
立てたのは強力組合。
ブルドーザー道を維持管理しているのは強力組合。
この道は毎年作っているという前提で道ではない。
依って国土交通省も環境省も管轄していない不思議なものであることがわかりました。
もちろん警察庁も管轄ではない。
強力組合とも環境省とも警視庁ともブルドーザー道の自転車での利用について話し合いを持ちましたが、法的根拠による規制はないことがわかりました。
富士山に電光型に走る傷は登山道ではなく、ブルドーザー道なのですね。
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