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記録文学としても完璧に思われます。
遭難発生から8年5ヶ月目に出版され、遭難者の一名が仮名であることから、
執筆と発表には相当の困難があったことが窺える。
あるべき論を捨て、批判を覚悟でディテールを書き起こした著者に
ルポライターとしての実力を見ます。
著者は一旦書き上げた原稿を相当切り捨てたと書かれていますが、
その切り捨てた原稿も読みたくなる程
よくぞ、そこまで書いてくれたと思わずにはいれません。
それらが遭難者達の無念を、捜索者達の苦労を、遭難救助に費やした
膨大な時間と物量を読者に伝えてくれます。
山歩きする人たちには勉強になることが非常に多く書かれています。
気合いの入りすぎた表現と構成に気が付きますが、私もそこから登り詰めて、
見慣れた山々をもう一度眺めてみたいと思いました。
こんにちは。
私も以前読みました。
読んでいるうちに引き込まれる臨場感で、改めて遭難してはいけないと言う思いでした。
遭難のニュースが出る度に色々な思いが頭をよぎります。安易な気持ちで山に向き合うなという気持ちにさせられた一冊でした。
snowdogさんコメントありがとうございます。
遭難記には心情的すぎるものもありますが、本書はその捜索にどれほどの稼働と物量を費やしたかが明確に記され、金銭でしか計算したことのない救助捜索活動の重さを実感したものです。
こんにちは。
私も読んだと記憶してますが定かでありません。で、図書館にネット予約しようと検索したところ、ありませんという結果に。1994年出版、早くも図書館では貸し出せない本となってしまいました。
こんにちはgijinさん
東京都立図書館総合検索から入ると23区または市町村の図書館全体から検索してくれ、最寄りの図書館から貸し出しを受けられると思います。
ufinity51.jp.fujitsu.com/cass/topmnu.do?tenantId=metro
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