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その後、北海道の山を歩くにあたり羆のことを調べ、
一度クマが手にしたものは放棄する。
火を怖がらない。
死んだふりは通用しないという教訓を知りました。
これらの教訓が全てこの三毛別の獣害から生まれたのではと思うほどです。
最近、営林署職員の木村盛武が聞き取り調査から事件をまとめた「慟哭の谷」を読み、それを資料に吉村昭が小説として再構築したのが本書「羆嵐」です。
非常に読みやすく読むのが決して早くない私でも2時間ほどで読めました。
概要、記録、小説の順でたまたま読み進めたので、小説がどのように脚色創作され行くかがよくわかり、その面でも興味深く読めました。
ボラフさん、こんにちは。
すごい読書量ですね。感心します。
吉村昭氏は大好きな作家です。
初めて読んだのは中学生の時に「高熱隧道」でした。
私も「羆嵐」は2時間位で一気に読み終えてしまい、その恐怖に呆然としました。
「慟哭の谷」も近くの図書館にあったので、借りて読みました。
熊に関する本を読むと山に行くのが怖くなりますね。
今のところ熊(月の輪)と至近距離で遭遇したのは一回だけです。
それでも熊鈴は持たない主義を通しています。
また本の紹介をお願いします。お体を大切に。
ankotaさん
こんにちは
熊鈴を持たない主義。
いいですねね。
昔アイヌ民族の友人に「羆は自然を愛する人を襲わない。」と言われて真に受けていました。
5〜6年前に知床半島縦断を狙って知床岳に向かったときは腕の太さもある出来立ての羆の糞や獣臭で恐怖が増し、かみさんと二人で生まれて初めて熊鈴を鳴らしました。
ところが歩みが遅いので熊鈴が思うようになりません。
次はホイッスルを鳴らしながら、次々に出てくる出来立ての糞に更にクマよけスプレーの安全ピンを抜いて歩きました。
吉村昭は過剰な脚色がなくていいですね。
今度他のも読んでみようと思います。
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