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私小説仕立てで村上春樹の若かりし頃の思い出を堪能した気分になりました。
どれもほろ苦く幻を振り返り見ているような体験談です。
その中で少し笑えたのが「ヤクルト・スワローズ詩集」です。
主人公村上春樹はサンケイアトムズと呼ばれていた時代からのスワローズファンだそうです。そんな彼がガラガラの外野席でボールペンで書き留めた詩らしきものを多少の手を加え詩集として出版したそうです。まだ確固たる小説家としての地位を確立していなかった時代ですから、出版社は相手にしてくれず、やむを得ず自主出版したそうです。500部作ってご丁寧にナンバーまで入れ全部数に村上春樹とサインまで入れたそうです。当然スワローズのファンは少ないし、まだアマゾンもありませんでしたしなかなか捌けなかったそうです。しかし「ノルウェーの森」のヒットに引っ張られるようにほぼ売り切り、今ではコレクターの間では高値で取引されているとのこと。
気が付けば彼の手元には2冊しか残っておらず、もっと作っておけばよかったと後悔しているようです。
注文してから1年半待ちのジムニーシエラを2か月で手に入れた私としては、ネット上で3倍の料金で売り出されているトランギアのメスティンを輸入元からダイレクトに定価で仕入れた私としては無視できません。
「日本の古本屋」で110,000円で売られているのを発見し、しかも番号が449番。主人公である村上春樹が多分1番と500番を手元に置いているので499番はなかなか貴重の筈。躊躇わず注文しました。以前このサイトで辻まことの原画を270,000円で手に入れているので心配はいりません。オークションでは畦地梅太郎の「白い人」も手に入れています。
明日には手元に届くと思います。
楽しみです。
ついでにシューマンの「謝肉祭」もアマゾンで手配しました。
こちらは内田光子も好いですが希少性のあるルービンシュタインを10,000円で購入しました。
それはさておき、すでに発表さてた作品を最後の書下ろし「一人称単数」で見事にまとめています。
明日が楽しみです。(笑)
大変遅いコメントですがようやく読了したので。この短編集、本人の話とフィクションと混ぜて居るとは思うのですが、スワローズ詩集の章は実話が多そうです。でも詩集の話はあまり信じていませんでした。ほんとうだったんですね。
ルービンシュタインの謝肉祭って、こんな時代でもネットでは聞けないんですね。
yoneyamaさん
「ヤクルト・スワローズ詩集」を手に入れる。
は私の日記「奥穂高岳になぜ三角点がないか。」と同じジョークです。
「ヤクルト・スワローズ詩集」は実在しない?と思いますよ。(笑)
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